IT民間資格(ベンダーニュートラル資格)

目次
 1.LPIC
 1- 1.LPIC レベル1
 1- 2.LPIC レベル2
 1- 3.LPIC レベル3
 2.OSS-DB
 3.HTML5
 3- 1.HTML5 レベル1
 3- 2.HTML5 レベル2
 4.OPCEL・ACCEL
 5.CompTIA
 6.IC3
 7.ITIL
 7- 1.ITIL Foundation
 8.UML
 9.PMP

1.LPIC

 特定非営利活動法人LPI-JAPAN → Linux Professional Institute(LPI日本支部)の認定資格です。

エルピーアイジャパンはOSSの資格試験機関として有名です。企業実体はOSSを利用する企業、大学連合といったとっころでしょうか。

 Linuxの技術を問う実務的な資格試験としてIT業界では幅広く認知されています。

 5年で資格の有意性の期限(失効)となります。認定された「事実」が無効になることはありませんので履歴書等に記載することはできるのですが、仮にレベル1を取得して失効後レベル2を受験する場合、レベル1から再受験となります。

 民間資格、ベンダー資格全てに言えることですが、CBT方式の試験の為、何度か受験すると同じ問題が出題されるため、金銭的に余裕があればいずれ取得できてしまいます。

 このLPI-JAPANのホームページはLinuxの良質なテキストを無料で提供しています。資格受験以外にも活用できます。


 2018年3月1日よりLPI-JAPANは新しい試験LinuCを新設すると発表しました。内容はLPICと同じ3レベルの試験で、同じLinuxの技術を問う試験ですが、日本市場に対応した試験にする、とのことです。LPICも世界標準の試験として残しつつ、並行してLinuCを実施するとのことで、受験者は混乱することになると思われます。例えばOracleのJava試験では日本独自資格はBronze、Silver以上は世界標準資格というように明確に分けていますが、このように日本独自資格と世界標準資格を並行実施するというのは異例です。グローバル化に逆行する不自然な動きであり、団体が分裂するのではないかと考えてしまいます。


 【追記2018年8月28日】案の定、分裂してしまいました。
LPI-JAPAN側のリリースはこちら(https://lpicj.org/201808.html)
 実質、2018年8月17日以降はエルピーアイジャパンからLPICを受験することが出来なくなっており、
LinuCLPI-JAPAN(http://www.lpi.or.jp/)
LPICLinux Professional Institute:LPI日本支部(http://www.lpi.org/ja/)
 同様の内容の試験が重複して実施されています。因みに、どちらもテストセンターのピアソンVUEで受験できます。
 どちらを受験するべきかは現状悩ましい所です。どちらがデファクトスタンダードになるのかは分かりませんが、少なくとも世界標準資格はLPICですので国際化と逆行する日本独自のLinuCは普及に無理がある気がします。
 どのような理由があるにしても、必死で学習する受験者に迷惑をかける、このような事態は避けられなかったのでしょうか。


 こちらのページでLinuCとLPICを比較しています。


 ~ 以下はLPI-JAPANがLPICを実施していた時の情報です ~ 

 試験体系や受験料等変更はありませんが、受験者数、試験機関は現状と違いますのであくまで参考として下さい。

資格体系

 レベル1(初級)~レベル3(上級)まで3段階に分かれて資格試験が実施されています。この試験はいきなりレベル3を受験できるわけではなく、上位を受験するには下位資格取得が前提条件となります。

 初級、中級、上級と区分されていますが、実際は難易度ではなく学習範囲を広げていくというものです。(若干は下位資格の知識を応用する部分もありますが)

~年間受験者数~

 LPICは年間受験者数及び合格率を公表していません。正確には分かりませんが発表されている累計受験者数と累計合格者数から推測すると、

  ・レベル1:12000人
  ・レベル2:4000人
  ・レベル3:4000人

 合計20000人というところでしょうか。

1-1.LPIC レベル1

難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数 非公表(推測:12000人)
合格率 非公表(推測:50%)
受験資格 誰でも受験できます
試験実施日 随時
試験結果発表 試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後エルピーアイジャパンのホームページにある受験者ログインに受験履歴、認定履歴が表示されます。合格者には約1か月後に認定証書と認定カードが郵送で届きます。
受験方法 1.エルピーアイジャパンのホームページでLPI-IDという受験者アカウントを作成します。このLPI-IDで受験後ホームページから受験履歴、認定履歴を確認します。試験前はLPI-IDを作成するのみです。
2.実際のLPIC試験を代行実施するテストセンターピアソンVUEから試験の申込をします。この時LPI-IDの入力を求められます。さらにピアソンVUEで受験するのが初めての場合、ピアソンVUEのユーザーも作成しなければなりません。
またピアソンVUEのサイトで受験する試験を選ぶ際、101試験の場合、ピアソンVUEで選択する試験は:
Exam Code(試験コード):101-400
Exam Name(試験名):LPIC-1 Exam 101,Part 1 of 2,version 4.0
を選ぶことになります。この400であったりversion 4.0というのは試験配信バージョンのことで、どの試験を選択するのかはエルピーアイジャパンのホームページで受験の都度確認するようにして下さい。
 再受験の場合、2回目の受験では7日間、3回目以降は30日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用 101試験:15,000円(税別)
102試験:15,000円(税別)
2試験で合計30,000円(税別)です。
受験場所 最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容 Linux知識
試験構成 CBT方式
101試験:90分(選択問題)
102試験:90分(選択問題)
2試験両方合格してレベル1の認定が得られます。
どちらの試験から受けても良く、同日に受験する必要もありません。合格点は公開されていませんが約65%前後と言われています。
一部キーボード入力する問題があります。時間が足りないとなるタイプの試験ではなく、少し時間が余るくらいです。
必要学習期間 約2か月
試験対策  本屋でLPIC レベル1の参考書と問題集を一冊ずつ買って学習すれば必ず合格できると思います。ただし日頃、会社等でLinux系のOSを使用していない方はコマンドを暗記しなければならない為、難しいというより学習に時間がかかります。

1-2.LPIC レベル2

難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数 非公表(推測:4000人)
合格率 非公表
受験資格 LPIC レベル1資格取得者
試験実施日 随時
試験結果発表 試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後エルピーアイジャパンのホームページにある受験者ログインに受験履歴、認定履歴が表示されます。合格者には約1か月後に認定証書と認定カードが郵送で届きます。
受験方法 ピアソンVUEで試験の申込をします。
 再受験の場合、2回目の受験では7日間、3回目以降は30日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用 201試験:15,000円(税別)
202試験:15,000円(税別)
2試験で合計30,000円(税別)です。
受験場所 最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容 Linux知識
試験構成 CBT方式
201試験:90分(選択問題)
202試験:90分(選択問題)
2試験両方合格してレベル2の認定が得られます。
どちらの試験から受けても良く、同日に受験する必要もありません。合格点は公開されていませんが約65%前後と言われています。
一部キーボード入力する問題があります。時間が足りないとなるタイプの試験ではなく、少し時間が余るくらいです。
必要学習期間 約6か月

1-2.LPIC レベル3

難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数 非公表(推測:4000人)
合格率 非公表
受験資格 LPIC レベル2資格取得者
試験実施日 随時
試験結果発表 試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後エルピーアイジャパンのホームページにある受験者ログインに受験履歴、認定履歴が表示されます。合格者には約1か月後に認定証書と認定カードが郵送で届きます。
受験方法 ピアソンVUEで試験の申込をします。
 再受験の場合、2回目の受験では7日間、3回目以降は30日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用 300試験:30,000円(税別)
303試験:30,000円(税別)
304試験:30,000円(税別)
3試験の内いずれかの試験に合格すればレベル3認定となりますので、資格取得費用は30,000円(税別)です。
受験場所 最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容 Linux知識
試験構成 CBT方式
300試験:90分(選択問題)
303試験:90分(選択問題)
304試験:90分(選択問題)
300試験に合格してレベル3認定になった場合:
LPIC-3 Specialty LPI-300 Mixed Environment
303試験に合格してレベル3認定になった場合:
LPIC-3 Specialty LPI-303 Security
304試験に合格してレベル3認定になった場合:
LPIC-3 Specialty LPI-304 Virtualization &High Availability
と各々認定名が変わります。
合格点は公開されておらず分かりませんが、「目安として65~75%程度の正解率で合格点」と公式コメントにあります。
一部キーボード入力する問題があります。時間が足りないとなるタイプの試験ではなく、少し時間が余るくらいです。
必要学習期間 約12か月

2.OSS-DB

 特定非営利活動法人エルピーアイジャパンの認定資格です。

 OSS-DBという資格名なのですが、実はPostgreSQLのスキルを問う資格です。MySQLの試験はオラクルのベンダー資格として実施されています。

 受験費用はSilver、Goldとも15,000円(税別)です。

 5年で資格の有意性の期限(失効)となります。

 Silverについては、問題集、参考書とも本屋で販売され受験可能な体制となっていますが、Goldについては問題集、参考書とも本屋で販売されていません。そのため非常に受験しにくい、学習しずらい試験となっています。

 DBのシェアは現在 1位:Oracle→2位:MySQL→3位:SQLServer→4位:PostrgeSQLです。老舗RDBMSの中では最下位と言えます。さらにNoSQL型のMongoDBが5位に来ており、学ぶべきスキルなのか、取るべき資格なのか、十分考える必要があります。

エルピーアイジャパン(https://oss-db.jp/)

資格体系

 Silver(初中級)~Gold(上級)の2段階に分かれて資格試験が実施されます。Goldを取得するにはSilver取得が前提条件となります。

~年間受験者数~

 OSS-DBは年間受験者数及び合格率を公表していません。資格設立当時、5年で5万人の受験者数を目指すとのことでしたが、いまだ受験者数を公開しないということは、受験者が少ないのだと考えられます。

3.HTML5

 特定非営利活動法人エルピーアイジャパンの認定資格です。

 WEB系のフロントエンド技術を問う実務的な資格はこの資格のみです。

 5年で資格の有意性の期限(失効)となります。

エルピーアイジャパン(http://html5exam.jp/)

資格体系

 レベル1(初中級)~レベル2(上級)の2段階に分かれて資格試験が実施されます。レベル2を取得するにはレベル1取得が前提条件となります。


~年間受験者数~

 HTML5は年間受験者数及び合格率を公表していません。しかしながら他に競合する資格及びHTML5に変わるスキルがないため、受験者は増加していると思われます。

3-1.HTML5 レベル1

難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数 非公表
合格率 非公表
受験資格 誰でも受験できます
試験実施日 随時
試験結果発表 試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後エルピーアイジャパンのホームページにある受験者ログインに受験履歴、認定履歴が表示されます。合格者には約1か月後に認定証書と認定カードが郵送で届きます。
受験方法 1.エルピーアイジャパンのホームページでLPI-IDという受験者アカウントを作成します。このLPI-IDで受験後ホームページから受験履歴、認定履歴を確認します。試験前はLPI-IDを作成するのみです。
2.実際のLPIC試験を代行実施するテストセンターピアソンVUEから試験の申込をします。この時LPI-IDの入力を求められます。さらにピアソンVUEで受験するのが初めての場合、ピアソンVUEのユーザーも作成しなければなりません。
またピアソンVUEのサイトで受験する試験を選ぶ際、ピアソンVUEで選択する試験は:
Exam Code(試験コード):HTML5L1-200
Exam Name(試験名):HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 バージョン2.0
を選ぶことになります。この200であったりバージョン2.0というのは試験配信バージョンのことで、どの試験を選択するのかはエルピーアイジャパンのホームページで受験の都度確認するようにして下さい。
 再受験の場合、2回目の受験では7日間、3回目以降は30日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用 15,000円(税別)
受験場所 最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容 HTML5、CSS3
試験構成 CBT方式
90分(選択問題)
合格点は公開されていませんが「約7割程度の正答率で合格できるような設定」と公式コメントにあります。
一部キーボード入力する問題があります。時間が足りないとなるタイプの試験ではなく、少し時間が余るくらいです。
必要学習期間 約2か月
試験対策  本屋でHTML5の参考書と問題集を一冊ずつ買って学習すれば必ず合格できると思います。
 大項目としてHTML5、CSS3、レスポンシブWEBデザインの3項目があり、オフラインWEBアプリケーションとIT基礎知識(セキュリティ等)が少しずつ出題範囲となっています。

3-2.HTML5 レベル2

難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数 非公表
合格率 非公表
受験資格 HTML5 レベル1資格取得者
試験実施日 随時
試験結果発表 試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後エルピーアイジャパンのホームページにある受験者ログインに受験履歴、認定履歴が表示されます。合格者には約1か月後に認定証書と認定カードが郵送で届きます。
受験方法 ピアソンVUEで試験の申込をします。
 再受験の場合、2回目の受験では7日間、3回目以降は30日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用 15,000円(税別)
受験場所 最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容 HTML5、CSS3、JavaScript
試験構成 CBT方式
90分(選択問題)
合格点は公開されていませんが「約7割程度の正答率で合格できるような設定」と公式コメントにあります。
一部キーボード入力する問題があります。時間が足りないとなるタイプの試験ではなく、少し時間が余るくらいです。
必要学習期間 約6か月

4.OPCEL・ACCEL

 特定非営利活動法人エルピーアイジャパンの認定資格です。

 OPCELはOpenStackの技術を問う試験

 ACCELはApache CloudStackの技術を問う試験です。

 そもそもOpenStackとApache CloudStackは競合するOSSでいずれもAWSのようなクラウドサービスを提供するためのソフトウェアです。

 何故競合するOSSの資格試験をエルピーアイジャパンが一手に実施しているのか、よく分かりません。

 クラウド環境を構築する技術者はキャリアレベルの会社に限定されますので受験者も限定的だと思います。就職・転職対策として取得する資格ではありません。

OPCEL エルピーアイジャパン(https://opcel.org/)

ACCEL エルピーアイジャパン(https://www.accel-exam.jp/)

5.CompTIA(コンプティア)

 欧米の非営利IT業界団体のCompTIAの認定資格です。2001年から日本進出しています。

 幅広い試験区分があり、試験問題も良質ですが「情報処理技術者」試験の範囲と競合しており就職・転職対策と考えた場合、受験料の高い、認知度の低いCompTIAを選ぶ理由はありません。

 受験費用はCompTIA A+:51,170円(2試験分税込)、CompTIA Network+:36,266円(税込)等です。ピアソンVUEで受験します。

 CompTIAの会員に多くの私立大学、専門学校が含まれています。学生に受験を促すのでしょうか?


 ただしCompTIA CTT+についてはITインストラクタのトレーニング資格でマイクロソフトのTTT試験と競合していたのですが、TTT試験が廃止になったことで、ITインストラクタ資格として代表的な資格となりつつあります。

CompTIA(http://www.comptia.jp/)

6.IC3(アイシースリー)

 MOS(Microsoft Office Specialist)のテスト提供会社である米Certiport社の認定資格です。
※米Certiport社はピアソンVUEの子会社。

 日本では株式会社 オデッセイ コミュニケーションズがテストセンターとなり試験を実施しています。
内容的に「ITパスポート」よりもさらに簡単な内容で、MOSを受験される事務社員の方を対象としたITリテラシーを証明する資格です。IT技術者向けの資格ではありません。

・コンピューティング ファンダメンタルズ:
 ハードウェア、ソフトウェア、OSに関する知識、操作方法などコンピューティング全般の基礎

・キー アプリケーションズ:
 ワープロソフトや表計算ソフト等に共通する機能や操作方法

・リビング オンライン:
 インターネットやネットワーク環境でコンピュータを活用する際に必要な基礎的な知識・操作・ルール

の3科目を合格して初めてIC3認定となります。受験費用は3科目一括受験で13,500円(税別)です。1科目受験は5,000円です。オデッセイで受験します。

IC3 オデッセイコミュニケーション(http://ic3.odyssey-com.co.jp/index.html)

7.ITIL

 オランダEXIN(エクシン)がテストを提供していましたが、2018年1月からは、PeopleCertが提供します。

 ITILとは英国政府機関が作成・文書化をした、ITサービスマネジメントにおける成功事例を元にした、組織化方法などのノウハウ集です。現在英AXELOS社がITILの管理を行っています。

 IT業界でSLA:サービスレベルマネージメントという言葉を聞く機会が良くあると思いますが、このITILに基づく用語です。主にキッティング後、保守運用の方法としてITの現場、特にヘルプディスクで実践されています。

 民間資格にはめずらしく、有意性の期限(失効)がありません。

PeopleCert(https://www.peoplecert.org/)

資格体系

・ファンデーション(Foundation)
・インターメディエイト(Intermediate)
・エキスパート(Expert)
・マスター(Master)

とレベルがあります。
 ファンデーション以外、参考書、問題集ともに本屋で販売されていません。

 ファンデーション(Foundation)のみ、ピアソンVUE、及びプロメトリックの2社がテストセンターとなり試験を実施しています。

 インターメディエイト以上は受験するために講習が義務付けられており、富士通ラーニングメディアないしは、NECマネージメントパートナーの講習に参加して受験します。

 この富士通ラーニングメディア、NECマネージメントパートナーという会社は企業研修を実施しているところで、約10日の講習で100万円以上するという、とても個人で参加できる講習ではありません。

 一方、ITILの国家資格としてITサービスマネージャー(SM)があります。問題集も参考書も整っており、レベル4の高度区分の一つです。

 ITILの資格取得順序としては、ITIL Foundationの取得→ITサービスマネージャー(SM)の取得が日本国内では正しい選択かと思われていましたが、EXINが26,000円で提供していた試験が、なんとPeopleCertに提供元が変わったのと併せて、43,890円に値上げされました。高すぎます。こうなると直接ITサービスマネージャー(SM)の取得を目指すべきではないかと思います。

~年間受験者数~

 EXINは年間受験者数及び合格率を公表していません。
日本国内のITIL認定者は累計約17万人とだけ発表があります。PeopleCertに提供元が変わりましたが、PeopleCertも年間受験者数及び合格率を公表していません。


7-1.ITIL Foundation

難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数 非公表
合格率 非公表
受験資格 誰でも受験できます
試験実施日 随時
試験結果発表 試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後PeopleCertのホームページにあるSign inから試験結果を確認できます。認定証書は有料です。別途申し込みしない限りPDFの認定証書のみです。
受験方法 ピアソンVUEまたはプロメトリックで試験の申込をします。ピアソンVUEまたはプロメトリックで受験するのが初めての場合、ピアソンVUEまたはプロメトリックのユーザーも作成しなければなりません。申し込みの途中でPeopleCertのユーザーの作成入力を求められますので併せて作成して下さい。試験結果はこのPeopleCertのユーザーを使ってPeopleCertのホームページから確認します。
 再受験の受験制限期間はありません。加えて何度でも受験できます。
受験費用 43,890円(税別)
受験場所 最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容 ITIL
試験構成 CBT方式
77分(選択問題)
EXIN提供時は60分でした。試験範囲の変更は変わらないので、問題数が増えている可能性がありますが、現在未確認です。
合格点はEXIN実施時は65%でした。
必要学習期間 約2か月

8.UML

 UMLとはモデリング言語と呼ばれる主にJAVA等オブジェクト指向言語で開発する際の設計図を作成するためのものとされてきました。

 これを実現するために、PM、PLがUML図を作成し、SE、PGはUML図を見てJAVAでのコーディングを行うという流れです。

 ところが現場次第ですが、PM、PLが本格的なUML図を描くことはほとんどなく簡易な図を使うことがほとんどで、SE、PGがコーディング後、各現場の規範に基づいて独自の共通ドキュメントを作成しているという場合が多いです。

 この為、UMLを学習する時間があるのであれば、SE、PGはJAVAのスキルを挙げることに費やす方が良いという話になります。UMLは設計レベルで使うものとしては難解すぎるのです。

 ただしUMLがIT業界において広く認知されていることは、間違いありません。

 UMLの資格取得が必要な方は、何故か2団体でUML試験が実施されていますので、ご注意下さい。

UMTP認定試験:特定非営利活動法人UMLモデリング推進協議会(https://umtp-japan.org/)

OMG認定UML技術者資格試験プログラムOCUP:UML教育研究所(UTI)(http://www.umlcert.org/)

9.PMP

 PMIが実施するプロジェクトマネージャー認定試験です。

 内容的には国家資格であるプロジェクトマネージャ(PM)の下位レベル資格です。

 受験料約6万円、必須の35時間研修はEラーニングを使用した場合約3万円です。加えてPMとしての実務年数を会社に証明してもらわなければならず、手続きに手間取ります。

PMI日本支部(https://www.pmi-japan.org/pmp_license/)

おすすめの関連記事

IT国家資格
IT関連の国家資格をまとめました。
ITベンダー資格
IT関連のベンダー資格をまとめました。
テストセンター
IT資格の試験会場である、テストセンターについてまとめました。