各種OSまとめ

 オペレーティングシステムの種類とサポート期間を整理します。

目次
1- 1.Windows
1- 2.macOS
2- 1.Linux
2- 2.Windows Server
3- 1.Android
3- 2.iOS

1.ディスクトップOS

 ディスクトップOSの世界シェアはWindowsが全体の約90%を超えており、完全にシュア独占と言えます。
 Linuxは3%を切り、もはやディスクトップOSとしてのニーズはありません。
 macOSも、約4%程度とLinux同様ほとんどシェアがありませんが、ディスクトップOSとして紹介しないと、他で紹介するところがありませんので、ここで紹介します。

1-1.Windows

 Windows Vista以前のバージョンは全てサポート期間が終了し、現在使用を推奨されないバージョンとなりました。2017年12月現在でサポート期間内のWindowsは、
 ・Windows7
 ・Windows8.1
 ・Windows10
 に限られます。


 ところで、Windows10は「Windows as a Service」と呼ばれ最後のOSであり永続的にアップグレードが提供されるかのように報道されてきました。ところが実際は他のWindowsと同じくサポート期間があり、2025年10月14日にサポート期間が終了します。
 Windows10.1、10.2~のように無償アップグレードが繰り返される可能性もありますが、2017年4月に実施された大規模アップデートであるCreators Updateでもメジャーバージョンが10.1となることはありませんでした。あと8年後の話ではありますが、この点留意する必要があると思われます。


※Windows8はWindows8.1へのアップデートが必須となり、既にサポートは終了しています。

Windowsサポート期限(https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx)

Windows7

 Windows10への無償アップグレードは2016年7月29日迄、それ以後は有償になる、との度重なるアナウンスにも関わらず、アップグレードを行わず、依然Windows7を使用しているユーザーが、企業を中心に何と全体シェアの50%を超えており、Windows10のシェアが30%に対してどれだけ人気のあるOSなのかが良く分かります。それでも2020年1月14日にはサポートが切れるため、そろそろWindows10への移行を考えなければならない時期に来ています。

Windows8.1

 スタートボタンがない、シャットダウンボタンが見当たらないなどWindows8での数々の非難を受けてアップグレードされたバージョンです。Windows10への無償アップグレードは積極的に行われたかと思いきや、今だ約8%のシェア持ちます。2023年1月10日にサポートが切れますがまだ5年ありますので、現状で早急にアップグレードを考える必要はなさそうです。

Windows10

 先に書きましたが2025年10月14日にサポートが切れます現状ではWindows10にしたら、今後は移行について考える必要はないと言える訳ではないので注意が必要です。


 ~ 無償アップグレード ~ 

 2016年7月29日をもって、主にWindows7、8からWindows10への無償アップグレードは終了しました。以降はWindows10を購入するしかありません。


 ~ エディションと機能、価格 ~ 

エディション MIcrosoft直販価格 備考
Windows10
Home
¥19,008- 個人向け。
Windows10
Pro
¥27,864- 一般企業向け。
Homeに対し、
・ローカルグループポリシー
・BitLocker(ドライブ暗号化)
・ドメイン参加
・リモート デスクトップ
等の機能が追加されている。従前WindowsのHomeとProの違いとほぼ同じ。

HomeとProの違いについてさらに詳しくは、Windows 10 エディション別 比較表(https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/compare)
Windows10
Enterprise
個人販売なし
価格は非公表
大企業向け。
Proに対し、さらに厳格なセキュリティ機能と管理機能が提供されています。
Windows10
Enterprise LTSB
個人販売なし
価格は非公表
大企業向け。
Long Term Service Branchと呼ばれるEnterpriseの派生バージョン。

Enterpriseと機能的には同等ですが、無駄なアプリケーションを削ぎ落とし、さらにセキュリティアップデート、修正プログラム以外のWindowsUpdateについては自動更新しないというものです。

WindowsUpdateによる業務アプリケーションへの不具合を懸念して、以前までグループポリシー等により各会社で独自にコントロールしていたことをWindowsのバージョンとして用意してくれた、ということになります。

NTT DATA(http://www.intellilink.co.jp/article/column/ms02.html)が分かりやすい記事をまとめていらっしゃいます。
Windows10
Enterprise E3
個人販売なし
7ドル/月
大企業向け。
Enterpriseと機能的には同等ですが販売方法が違います。
クラウドでの利用を前提としており、Azureのシェア拡大を図る切り札とも言えます。

販売はCSPと呼ばれるマイクロソフトのクラウドソリューションパートナー(ITベンダー各社)を介して行われます。

自社でセキュリティを考えるのではなく、クラウドに任せる時代がもうすぐそこに来ているのでしょうか。

さらに詳しくは、Windows 10 商用エディションの比較表(https://www.microsoft.com/ja-jp/windowsforbusiness/compare)
Windows10
Enterprise E5
個人販売なし
14ドル/月
大企業向け。
Enterprise E3に対し、さらにWDATP(Windows Defender Advanced Threat Protection)、俗に言う標的型攻撃対策機能が提供されます。

※OEM版、DSP版の価格についてはまとめていません。

※教育機関を対象とした、Education版についてはまとめていません。


1-2.macOS

 昔は、その堅牢性、信頼性を例えてマックはフェラーリ、Windowsは大衆車といわれていた頃もありましたが、今は昔です。最近では2017年11月29日、macOS High Sierraにおいてユーザーをroot、パスワードを空にした場合、ログインが可能という信じられないバグを出しました。
JPCERT CC(https://www.jpcert.or.jp/at/2017/at170045.html)

 そもそも、macOSはLinuxベースのOSです。OS X(バージョン10)から、このUNIXベースに変わり、さらに名前をOS XからmacOSに変更しています。
 以前のOSについてはMac OSClassic Mac OS(※Mが大文字)と呼ばれる全くの別物で、iOSがこの流れを汲みます。こちらが直系です。

 このことを知っていると、rootユーザーの件、そういう事かと思えると思います。

macOS

 macOSは前提としてWindowsとは違い、OSのみで販売されておらず、あくまでもアップルの製品に付属するOSです。その付属する製品は、
・MacBook
・MacBook Air
・MacBook Pro
・Mac Pro
・Mac mini
等です。


 ~ バージョン ~ 

バージョン リリース日 コードネーム
OS X v10.11 2015年9月30日 El Capitan
macOS v10.12 2016年9月20日 Sierra
macOS v10.13 2017年9月25日 High Sierra

 ほぼ毎年、同時期に最新のOSがリリースされます。


 ~ アップグレード・サポート期間 ~ 

 無償でアップグレードが提供されています。
 アップグレードの際、元のOS、機種により新たなOSの一部機能が使用できない場合があります。
 サポート期間は未発表ですが、4世代前となった時点でセキュリティアップデートがおおよそなくなると言われています。
 この為、定期的に新しいOSへのアップグレードを続ける必要があると言えます。

2.サーバーOS

 サーバーOSについてはLinuxもしくはWindows Serverの2択です。明確なシェアについては、どの調査機関からも発表されていないようです。

2-1.Linux

 LinixはLinixカーネルと呼ばれるOSの基本ソフト(GPLで提供されるOSS:オープンソースです。)を利用し、これに様々なソフトウェアを追加し、パッケージングされたディストリビューションを総称的に呼ぶ言葉です。ですので、Linuxという製品がある訳ではなく、あくまでもLinixを利用するということはLinuxのディストリビューションを利用することと云えます。

 このLinuxのディストリビューションもほとんどは、OSSかつフリーです。このため、Windows Serverのように高額なソフトウェア購入費用がかからない反面、サポートは自己責任です。
 このため、一部ディストリビューションでは企業ユーズに対して有償のサポートを行っているところもあります。

 Linuxディストリビューションは主にWeb系のサービスを提供するサーバーとして多く利用されていると言われています。一方で、Linuxのサーバーを運用できる技術者の確保が難しく、例えLinuxのディストリビューションが無料でも、人件費を考えた場合、Windows Serverを利用した方が総額で安くつくという話も聞きます。
 さらに、現在AWS、Azure等クラウドでのサーバー利用が低価格で提供されており、Linuxのサーバーを自社で運用するということは、一層少なくなっていくと思われます。


 ~ Linux ディストリビューション ~ 

 以下で紹介するUbuntu(38.6%)、Debian(30.8%)、CentOS(20.7%)で全体ディストリビューションシェアの約90%を占めています。※2017年9月現在くわしくはこちら

ディストリビューション名 備考
Ubuntu 南アフリカ発祥のDebian系のディストリビューションです。現在最大のシェアでUbuntuからさらに派生したディストリビューションが数多く存在しています。他のLinuxディストリビューションに比べて個人ユーザーが多いといわれています。
Debian Red Hatと同じくLinuxディストリビューションの老舗といえます。パッケージ管理システムはdebian形式と呼ばれる独自のもの[APT (Advanced Package Tool)]を採用しています。
CentOS Red Hat Enterprise Linuxのクローンです。Red Hat Enterprise Linuxが有償かつ有償サポートを実施しているのに対して、CentOSは無償。無保証です。
Ubuntu、Debianと違いパッケージ管理システムはRPM[Yum(Yellowdog Updater Modified)]です。

2-2.Windows Server

 Linuxサーバーを中心に運用する企業でも、ドメインコントローラー、グループポリシー運用だけはWindows Serverを利用する場合が多く、何台かは必ず企業に導入されています。一方企業によってはLinuxのコマンドベースによる運用は技術的になり人件費の高騰や人員確保が難しくなる危険があるため、GUIで管理が容易なWindows Serverを中心に導入する企業もあります。

 最新版のWindows Server 2019は。2018年後半にリリースされる予定です。


 2018年4月現在でサポート期間内のWindows Serverは、
 ・Windows Server 2008
 ・Windows Server 2008 R2
 ・Windows Server 2012
 ・Windows Server 2012 R2
 ・Windows Server 2016
 です。サポート期間は以下の通り終了します。

Windows Server 延長サポート終了日 備考
Windows Server 2008 2020年1月14日 Windows7と同日に延長サポート終了
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012 2023年1月10日 Windows8.1と同日に延長サポート終了
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2016 2027年1月11日

Windows Server 2016

 ~ エディションと機能、価格 ~ 

 Windows Server 2012ではあったFoundationというバージョンは、なくなり以下3エディションとなりました。

 3エディションとも下位エディションについては若干の機能制限があるものの、Serverの機能としては同じで、仮想インスタンスの作成可能数によって機能面ではなく価格的なエディション分けがされているだけです。


エディション MIcrosoft参考価格 備考
Windows Server 2016
Essentials
¥96,200- 小規模企業向け。
25ユーザーおよび50デバイスという制約内でCAL購入不要。
Windows Server 2016
Standard
\169,600- 企業向け。
2つまで仮想インスタンス作成可。
CPU(コア)数とCAL数により価格が決まります。上記価格は1コア、
16CALの場合です。
Windows Server 2016
Datacenter
\1,184,000- 大企業向け。
無制限で仮想インスタンス作成可。
CPU(コア)数とCAL数により価格が決まります。上記価格は1コア、
16CALの場合です。

3.スマホOS

 Android系が57.67%、iPhone系が31.42%。両OSでスマホOSの世界シェアの約90%を占めます。

3-1.Android

 Googleが開発したLinuxベースのスマートフォン、タブレット用OSです。


 ~ バージョン ~ 

バージョン リリース日 コードネーム
Android 6.0 2015年10月5日 Marshmallow
Android 7.1 2016年12月5日 Nougat
Android 8.0 2017年8月21日 Oreo

 ほぼ毎年、最新のOSがリリースされます。


 ~ アップグレード・サポート期間 ~ 

 無償でアップグレードが提供されています。
 アップグレードの際、元のOS、機種により新たなOSの一部機能が使用できない場合があります。
 サポート期間は未発表ですが、4世代前となった時点でセキュリティアップデートがおおよそなくなると言われています。
 この為、定期的に新しいOSへのアップグレードを続ける必要があると言えます。


3-2.iOS

 macOSをベースにタッチパネル等の機能を追加したLinuxベースのスマートフォン、タブレット用OSです。
iPhone、iPad、iPod touch に標準搭載されています。


 ~ バージョン ~ 

バージョン リリース日 標準搭載機
iOS 10.0 2016年9月14日 iPhone7、iPhone7 Plus
iOS 11.0 2017年9月20日 iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X

 ほぼ毎年、最新のメジャーバージョンのOSがリリースされます。


 ~ アップグレード・サポート期間 ~ 

 無償でアップグレードが提供されています。
 アップグレードの際、元のOS、機種により新たなOSの一部機能が使用できない場合があります。
 サポート期間は未発表ですが、4世代前となった時点でセキュリティアップデートがおおよそなくなると言われています。
 この為、定期的に新しいOSへのアップグレードを続ける必要があると言えます。



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