情報理論の習得を目的とした国家資格とは違い、現場で実際に利用するOS、プログラム言語等の知識を問う資格であり、実務に直結していますが、反面これらの知識は更新が早く、そのために資格の有効期限が定められています。
試験ではIOSと呼ばれる、シスコ製ネットワーク機器に搭載された組み込みOSの操作方法が出題されますが、操作方法を覚えるだけでは済まず、シミュレーターで実際に操作する問題が出ます。
CCNAは初級レベルの試験ではなく、かなりの高難度試験です。一問一問かなり速く回答していかないと時間が足りなくなるタイプの試験で、何度も不合格になる人も周りにたくさんいました。受験料も高いだけに、かなり厳しい試験と云えます。
日本においてネットワークのデファクトスタンダード資格として広く認知されている資格はCCNA、CCNP Enterpriseです。それ以外の試験は試験が日本語化されていないことも多いですので、受験前に確認するようにして下さい。
3年で資格の有意性の期限(失効)となります(エキスパートレベルCCIEは2年)。ただし、認定された「事実」が無効になることはありませんので履歴書等に記載することはできます。
~年間受験者数~
非公表でわかりません。
1-1.CCNA
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約一週間後シスコHPの右上ログインから新しくアカウント(試験受験時に作成したアカウントとは別)を作成し、受験時に作成したアカウントのメールアドレスでアカウントを紐付けて受験履歴、認定履歴を確認できます。認定証書の郵送もこの画面上で申し込みます。(申し込まないと認定証書は郵送されません。)
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。シスコIDを作成したことがない場合は作成して下さい。
再受験の場合、5日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
試験・受験費用
200-301: CCNA Exam:36,960円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
ネットワーク全般
試験構成
CBT方式
140分(選択問題、入力問題、ドラッグ&ドロップ問題、シミュレーション問題)
合格点は公開されていませんが約80%~85%と言われています。
必要学習期間
約6か月
試験対策
ベンダー資格の中級レベルの中では最も取りにくい資格です。
合格点が8割と高いことに加え、試験時間が足りません。試験中に一度回答した前の問題に戻ることができません。(そもそも前の問題に戻り、見直すような時間はないのですが。)、加えてIOSの操作を模したシミュレーション問題があり、実際のIOS操作さながらにコマンドを入力してスイッチやルーターを操作し、回答を探さなければなりません。
このシミュレーション問題に時間がとられますので、選択問題や入力問題はできるだけ早く解答するようにして下さい。ゆっくり解いていると時間が無くなります。
また、俗にシスコ語と呼ばれるのですが、まともに翻訳されていない問題が出ることがあります。時間がない中、怒りが込み上げてくる気持ちを抑えて、何とか意訳して問題を解くようにして下さい。
俗に黒本と呼ばれる参考書と問題集を一冊ずつ買って繰り返し学習すればOKです。
問題はシミュレーション問題です。会社等でIOSの操作経験があれば問題ありませんが、IOS操作経験がまったくないのであれば、中古のL2スイッチ、ルーター、コンソールケーブルを購入し、各機器からIOSのイメージを吸い出し、GNS3を使って自宅のパソコンで操作方法を学習するか、シミュレータ付きの参考書、問題集(最近何冊か販売されているそうです)を購入して下さい。
尚、問題集でシミュレーション問題を何度も何度も反復して解けば、問題集とほぼ同じ問題が出ますので、IOSの操作経験がなくても、人にもよりますが、おそらく何とかなると思います。その場合はシュミレーション問題で「enable」から順番にコマンドを入力しているかのように頭の中でシミュレーションしたり、ノートにコマンドを書きながら解くようにして下さい。
どうしても難しいと感じたら、試験対策サイトping-tでさらに学習を深める、または、費用は相当かかりますがPCスクールの対策講座に行くのも一つの方法です。
1-2.CCNP Enterprise
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
CCNAが前提条件です。
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約一週間後シスコHPにログインし、受験履歴、認定履歴を確認できます。認定証書の郵送もこの画面上で申し込みます。(申し込まないと認定証書は郵送されません。)
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。シスコIDでログインして試験を選択します。
再受験の場合、5日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
試験・受験費用
コア試験(必須試験)
350-401: Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies
49,280円(税込み)
コンセントレーション試験(選択試験 1試験選択)
300-410: Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services
300-415: Implementing Cisco SD-WAN Solutions
300-420: Designing Cisco Enterprise Networks
300-425: Designing Cisco Enterprise Wireless Networks
300-430: Implementing Cisco Enterprise Wireless Networks
300-435: Automating and Programming Cisco Enterprise Solutions
36,960円(税込み)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
ネットワーク全般
試験構成
CBT方式(選択問題、入力問題、ドラッグ&ドロップ問題、シミュレーション問題)
コア試験(必須試験)
350-401: Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies
140分
コンセントレーション試験(選択試験 1試験選択)
300-410: Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services
300-415: Implementing Cisco SD-WAN Solutions
300-420: Designing Cisco Enterprise Networks
300-425: Designing Cisco Enterprise Wireless Networks
300-430: Implementing Cisco Enterprise Wireless Networks
300-435: Automating and Programming Cisco Enterprise Solutions
110分
必要学習期間
約12か月
2.オラクル認定資格(ORACLE MASTER Oracle Database)
世界的データベースメーカであるオラクルの技術者認定資格です。
ORACLE MASTER Oracle Databaseは、略称オラクルマスターと呼ばれ、データベース知識を証明する資格としてデファクトスタンダードとなっています。
オラクルはOracle Databaseの認定資格に加えて、サンマイクロシステムを買収したことで、MySQLを保有し、資格試験も実施しています。
MySQLはOSSなのでベンダーニュートラル資格として別ページにまとめています。
他にも数多くの認定資格を実施していますが、すべての資格名にBronze、Asosiate(Silver)、Professional(Gold)、Expert(Pratinum)と難易度が入っていますので、資格名を見るだけで、その難易度が判断できます。
また、資格名にAdministrationと入っているのはサーバー管理者向けの資格、入っていないものは開発者向けの資格と判断できます。
Oracle University(https://education.oracle.com/ja/)
資格体系
ORACLE MASTER Oracle Databaseは10g、11g、12gのように試験名にOracleのバージョンを表記していましたが、バージョンの表記がなくなりました。
代わって年代表記(最新:2019)となりました。理由はOracleのバージョンが2018年から2018年:18c、2019年:19cと年代表記に変わったからです。詳しくは別ページにまとめています。
現在、最新の資格は2019です。これは2019年に対応した19cが長期サポート版(LTR)Long Term Releaseであるからです。21cが最新版としてリリースされているのですが、これは長期サポート版ではない(non-LTR)ので資格試験になりません。
2019以降、隔年でLTRになる予定でしたがコロナ禍の影響で20cのリリースが中止となり、その影響で21cはnon-LTR、2022年7月にリリースが予定される22cがLTRとなります。
資格も、2022年7月以降に、2019の後継資格である2022が登場することになります。
しかし、ORACLE MASTER Oracle Databaseはバージョンに依存しない、そして年代にも依存しない資格、つまり資格の失効のない無期限の資格となりました。
以前のように、新バージョンが出た場合アップデート試験を受けないと資格失効ということはありません。2022が登場してもアップデート試験を受ける必要はありません。(何年版を取得したかは認定資格に表記されますが、それだけの話で失効するわけではありません。)
難易度の表記も少し代わりBronze、Silver、Professionalとなりました。Bronze、Silverは日本のみで試験実施されている資格です。Goldから代わったProfessionalは全世界で試験実施されているグローバル資格です。
さらに上位にPratinumがありましたが、こちらも名称がExpertに代わっています。
上位資格受験には下位資格保持が前提条件となっていましたが、Silverについては、Bronzeを取得しなくても、直接Silverを受験できるようになりました。
Professional(Gold)を取得するには約40万円の講習の参加が必要でしたが、これも今回の改訂で講習会不要でProfessional(Gold)試験を受験できるようになりした。これにより金銭的な受験のハードルは大きく解消されました。
年間受験者数
非公表でわかりません。
2-1.ORACLE MASTER Bronze DBA 2019
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後、すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後オラクル認定資格情報ポータルサイト(CertView)にログインして受験履歴、認定履歴を確認できます。合格者に届くメール上で申請すれば約2か月後に認定証書が郵送で届きます。
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。Oracleアカウントを作成したことがない場合は作成して下さい。
試験名は、
「1Z0-085-JPN: Bronze DBA Oracle Database Fundamentals」です。
再受験の場合、14日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
※以前は2試験合格する必要がありましたが、現在は1試験合格で資格認定となります。
受験費用
32,340円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
SQL及びOracle Databaseの操作
試験構成
CBT方式120分(選択問題、入力問題)
合格点は65%です。
必要学習期間
約2か月
2-2.ORACLE MASTER Silver DBA 2019
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後、すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後オラクル認定資格情報ポータルサイト(CertView)にログインして受験履歴、認定履歴を確認できます。合格者に届くメール上で申請すれば約2か月後に認定証書が郵送で届きます。
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。Oracleアカウントを作成したことがない場合は作成して下さい。
試験名は、
「1Z0-082-JPN: Oracle Database Administration I」です。
再受験の場合、14日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用
32,340円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
SQL及びOracle Databaseの操作
試験構成
CBT方式150分(選択問題、入力問題)
合格点は60%です。
必要学習期間
約2か月
2-3.Oracle Database Administration 2019
Certified Professional
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後、すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後オラクル認定資格情報ポータルサイト(CertView)にログインして受験履歴、認定履歴を確認できます。合格者に届くメール上で申請すれば約2か月後に認定証書が郵送で届きます。
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。Oracleアカウントを作成したことがない場合は作成して下さい。
試験名は、
「1Z0-083-JPN: Oracle Database Administration II」です。
再受験の場合、14日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用
32,340円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
SQL及びOracle Databaseの操作
試験構成
CBT方式150分(選択問題、入力問題)
合格点は57%です。
必要学習期間
約2か月
3.オラクル認定資格(Java)
オラクルの技術者認定資格です。
代表的なOracle Databaseの認定資格に加えて、サンマイクロシステムを買収したことで、Javaの資格試験も実施しています。
Javaは、業務システムにおいては、トップシェアを誇るプログラム開発言語です。SE11からサポート有償化(サポートに加入しないと更新プログラム、セキュリティパッチが提供されない)となり、新規でJavaをプログラム言語に採用する企業が減少したと云われますが、依然高いシェアを維持しています。
Javaのオラクル認定資格を取得することで、Javaを採用する企業では、技術力をアピールすることができます。
現在のJava SEの最新バージョンは2021年09月にリリースされたSE17です。Bronze資格はバージョンレスなので問題ありませんが、Silver、Gold資格はまだSE11です。Goldについては近くSE17資格のリリースがアナウンスされました。Gold資格を受験予定の方は、急ぎでなければ、今しばらく受験を待たれた方が良いと思います。
Oracle University(https://education.oracle.com/ja/)
資格体系
Java SEについてBronze→Silver→Goldの難易度レベルを設けて資格運用されています。
Bronze、Silverは日本のみで試験実施されている資格です。Goldは全世界で試験実施されているグローバル資格です。 SilverはSE8まではグローバル資格でしたが、ORACLE MASTER Oracle Databaseの資格体系改訂に併せて、SE11から日本のみの資格になりました。
Bronzeはバージョンに依存しない、つまり資格の失効のない無期限の資格です。
一方、Silver、GoldはJava SE11のバージョンに依存した試験です。資格の失効のない無期限の資格であることはBronzeと同じなのですが、次バージョンであるSE17の資格がリリースされれば、旧バージョンの資格を持っているという扱いになります。(それだけの話で失効するわけではありませんが)
Java SEのバージョンがSE11からSE17に飛んでいますが、これはJava SE9以降、LTS(:Long Time Support)と呼ばれる少なくとも5年間保証されるバージョンと、non-LTSと呼ばれる次のバージョンのリリースと同時にサポートが終了するバージョンに分けてリリースされることになった影響です。詳しくは別ページにまとめています。
GoldについてはSilver保持が受験の前提条件ですが、SilverはBronzeがなくても受験できます。
年間受験者数
非公表でわかりません。
3-1.Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後、すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後オラクル認定資格情報ポータルサイト(CertView)にログインして受験履歴、認定履歴を確認できます。合格者に届くメール上で申請すれば約2か月後に認定証書が郵送で届きます。
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。Oracleアカウントを作成したことがない場合は作成して下さい。
再受験の場合、14日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
試験は「1Z0-818-JPN: Java SE Bronze」です。
受験費用
16,500円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
Java
試験構成
CBT方式
60分(選択問題、入力問題)
合格点は60%です。
必要学習期間
約2か月
3-2.Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後、すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後オラクル認定資格情報ポータルサイト(CertView)にログインして受験履歴、認定履歴を確認できます。合格者に届くメール上で申請すれば約2か月後に認定証書が郵送で届きます。
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。Oracleアカウントを作成したことがない場合は作成して下さい。
再受験の場合、14日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
試験は「1Z0-815-JPN: Java SE 11 Programmer I」です。
受験費用
32,340円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
Java
試験構成
CBT方式
180分(選択問題、入力問題)
合格点は不明。60~65%と思われます。
必要学習期間
約3か月
試験対策
参考書と問題集を一冊ずつ買って学習すれば合格できると思いまが、とにかく試験時間が長く、考えて解答する問題が多いので、試験当日はできるだけリラックスして、頭を休めて試験に臨むのが良いと思います。
3-3.Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 7、8、11いずれか合格
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後、すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約1~2日後オラクル認定資格情報ポータルサイト(CertView)にログインして受験履歴、認定履歴を確認できます。合格者に届くメール上で申請すれば約2か月後に認定証書が郵送で届きます。
受験方法
ピアソンVUEで試験の申込をします。Oracleアカウントを作成したことがない場合は作成して下さい。
再受験の場合、14日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
試験は「1Z0-816-JPN: Java SE 11 Programmer II」です。
受験費用
32,340円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験(OnVUE試験)することも可能です。
試験会場で受験する場合は、ピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
Java
試験構成
CBT方式
180分(選択問題、入力問題)
合格点は63%です。
必要学習期間
約9か月
4.マイクロソフト認定資格
Windowsを中心とした総合ITベンダー、マイクロソフトの技術者認定資格です。ネットワーク・サーバー管理者向けにMTA→MCSA→MCSE、プログラム開発者向けにMTA→MCSA→MCSDと各々3段階のレベルで資格を提供していましたが、
MCSA、MCSE、MCSDは2021年1月31日に廃止となりました。
MTAは2022年6月30日に廃止予定です。※受験申込は2021年6月30日に終了
これにより、既存の、ネットワーク・サーバー管理者、プログラム開発者向け資格はすべて廃止されたことになります。
MTA、MCSA、MCSE/MCSDの代表的な資格としてWindows Server認定やSQL Server認定があったのですが、これらの認定もすべて廃止となりました。つまり、現最新の「Windows Server 2022」や「SQL Server 2019」に対応した資格はありません。
これは一体どういうことなのでしょうか?Microsoftからの発表を要約すると、「ロールベースの認定資格」へ移行するため、とのことです。このロールベースの資格とは、ロール(役割)から資格を取得するというもので、開発者、管理者、ソリューションアーキテクト、データエンジニア、データサイエンティスト、AIエンジニア、DevOpsエンジニア、セキュリティエンジニア、機能コンサルタントというそれぞれの立場、役割から資格を選択しましょうというものです。
そして、とどのつまりは、どのロール(役割)でもクラウドサービスである、
Azure、Power Platform、Microsoft 365、Microsoft Dynamics 365の資格となっています。
今後の技術者に求められるのは、サーバーやデータベースの操作知識ではなく、いかにクラウドサービスを有効に活用し、業務の効率化につなげることができるかということ。サーバーやデータベースの構築や管理はマイクロソフトに任せ、Azure上でシステム開発して下さいということのようです。
この話、時代の流れとしてよく理解できるのですが、どうしても「今まで努力して資格を取得してきた人の気持ちを考えたことがあるのか」と思ってしまいます。実際、今回の資格改訂については、長年、マイクロソフトのラーニングパートナーとしてMCSA、MCSE、MCSDを提供していた企業からもかなり不満が出たそうです。
今回提供を開始した「ロールベースの認定資格」も本当に継続して実施するのか、疑念が残ります。
Microsoft の認定資格(https://www.microsoft.com/ja-jp/learning/certification-overview.aspx)
一方、Microsoft Officeの認定資格であるMOSは継続して実施されます。
しかし、この調子だと、「廃止して別の資格に変える」といつ言い出しても、おかしくないです。
MOS資格体系
試験
現在、Office 365&2019を最新バージョンとして、試験が実施されています。
科目 |
一般レベル試験 |
上級レベル試験 |
Word |
MOS Word 365&2019 |
MOS Word 365&2019 Expert |
MOS Excel |
MOS Excel 365&2019 |
MOS Excel 365&2019 Expert |
MOS PowerPoint |
MOS PowerPoint 365&2019 |
- |
MOS Access |
- |
MOS Access 365&2019 Expert |
MOS Outlook |
MOS Outlook 365&2019 |
- |
一般レベル試験を合格していなくても、上級レベルの試験を受験することは可能です。
資格
以下の3つの資格があります。2016までMOS Masterと呼ばれていた資格が、365&2019から、MOS Associate、MOS Expertの2段階に分かれました。
資格 |
要件 |
MOS |
各試験ずつ(1試験ずつ)合格で個別に認定される資格です。 例えば「MOS Word 365&2019」試験に合格すると「MOS Word 365&2019」に認定されます。 |
MOS Associate |
Excel 365&2019、Word 365&2019、PowerPoint 365&2019 、Outlook 365&2019のうち3科目合格で授与される資格です。 |
MOS Expret |
MOS Associate 資格認定に加えて、Excel 365&2019 Expert、Word 365&2019 Expert、Access 365&2019 Expertのうち2科目合格で授与される資格です。 |
MOS年間受験者数
累計受験者数は390万人と発表されています。年間受験者数は推測すると約20万人です。
4-1.MOS(Microsoft Office Specialist)
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。米Certiport社のサイトからデジタル認定書をPDFで取得できます。認定証書が約2か月後に郵送されます。
受験方法
オデッセイのサイトで試験の申込をします。オデッセイで受験するのが初めての場合、オデッセイ受験者ID(実際は米CertiportのID)を作成します。
再受験の場合は1日、3回目以降は2日受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
※米Certiport社はマイクロソフトからMOSのテスト配信を受託した会社。オデッセイはテストセンター(試験会場と試験用PCを提供)。
受験費用
一般レベル試験:10,780円(税込)
上級レベル試験:12,980円(税込)
受験場所
オデッセイの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
試験内容
Microsoft Office操作方法
試験構成
CBT方式
50分(実技シミュレーション試験)
非公表ですが、合格点は55%~85%が目安。
必要学習期間
約2か月
5.AWS認定
クラウドコンピューティングにおいて外すことのできない。アマゾンウェブサービス(AWS)の知識を認定する資格です。
大幅に資格保有者が増えており、ベンダー資格の国内資格保有者ランキングでは、1位オラクルマスターに次いで2位となっており、3位となったシスコ技術者認定を抜き去っています。
ベンダー資格の保有者数トップはOracle、差を詰めた2位が2022年は逆転か:日経XTEC
試験の学習教材は公式AWS認定サイト内で提供される、
・AWSテクニカルドキュメント
・AWSのエキスパートが構築したトレーニング
・AWS公式練習問題集
以上で十分対応できます。すべて、無料でダウンロードできます。
このように、AWSは公式サイトだけで学習できる環境が、十分整っています。
AWSは内部の仕様変更が頻繁で、コントロールパネルもよく変わります。市販されている紙媒体のAWS参考書、問題集ではその変更に迅速に対応できないと思われます。
AWS認定(https://aws.amazon.com/jp/certification/)
資格体系
AWS全体の知識としての、基礎コース→アソシエイト→プロフェッショナルの3レベル、および各専門分野の資格で構成されています。
どの資格にも受験の前提条件がありません。つまり、例えば、プロフェッショナルの試験を受験するのに、アソシエイト合格が前提条件とはならず、いきなりプロフェッショナルを受験することも可能です。
資格の有意性(失効期限)はすべて3年です。
5-1.AWS Certified Cloud Practitioner
難易度:易しい→
0
1
2
3
4
→難しい
受験者数
非公表
合格率
非公表
受験資格
誰でも受験できます
試験実施日
随時
試験結果発表
試験終了後すぐに合否結果がコンピュータ画面上に表示されます。さらに試験結果レポートを受験会場の受付で受け取ります。約一週間後AWS認定アカウントにログインし、受験履歴、認定履歴を確認できます。認定証書(デジタルバッチ)もPDFでダウンロードできます。
受験方法
AWS認定アカウントからテストセンターをPSIもしくはピアソンVUEから選択して申し込みます。AWS認定アカウントを作成するにはAmazonのアカウントが必要です。(AWSのアカウントではありません。)
再受験の場合、14日間受験制限期間となり、受験できませんので注意して下さい。
受験費用
12,100円(税込)
受験場所
自宅や職場からオンライン試験も可能です。
試験会場で受験する場合は、PSIもしくはピアソンVUEの最寄の試験会場を選びます。詳しくは試験会場の選び方をご参照下さい。
PSIについては試験会場が少なく岩手、東京、名古屋、大阪、神戸、福岡にしかありませんので注意して下さい。
試験内容
AWS
試験構成
CBT方式
90分(選択問題)
合格点は70%です。
必要学習期間
約2か月