プロジェクター(解像度、ルーメン、投影方式が重要) | IT SKILL MAP

プロジェクター

 会議でプレゼンする際に必要なプロジェクター。近年では、少人数の会議の場合、大型ディスプレイや液晶テレビを利用することも多くなりましたが、依然、大人数の会議ではプロジェクターを利用することがほとんどです。ここではプロジェクターの性能指標や種類を中心にまとめます。

1.プロジェクターの性能・種類

プロジェクターの性能

 プロジェクターの性能は、解像度、輝度(ルーメン:lm)、投影方式の3つでほぼ決まります。これに加えて用途に応じて様々な性能指標がありますが、この3つを中心にまとめます。


解像度

 投影できる画角です。下図の通りパソコン画面の解像度を示すVGA~4Kで表現されます。4Kからは統一されましたが、動画・テレビの解像度とはアスペクト比が異なりますので注意が必要です。動画の解像度はこちらにまとめています。


輝度(ルーメン:lm)

 プロジェクターの明るさのことでルーメン:lmで表します。下図が使用用途に応じた目安です。ちなみに平昌2018冬季オリンピックの開会式でプロジェクションマッピングに使用されたパナソニックの最高レベルのプロジェクターPT-RZ31K30,000ルーメンです。

投影方式

 プロジェクターの投影方式のことです。動画を投影する際にはその滑らかさにも影響します。下図の通り3種類のタイプがあります。


投影方式 説明
液晶方式
(LCD方式)
旧式の方式です。スライドショーであれば問題ありませんが、動画の再生の場合残像が残ります。又、コントラスト、解像度を高くできないため、黒が締まって見えない、大画面に対応できないとされています。
DLP方式 映画の投射にも利用される方式です。動画に対応でき、高解像度、高コントラストに対応できます。又、この方式の場合本体を小さくできることからモバイルプロジェクターとしても利用されます。液晶方式に比べ全てにおいて優れているのですが、低価格モデルの場合、DMDと呼ばれる素子数が少ないことが原因で、レインボーノイズと呼ばれる色の境目のにじみが一部の人には見えると言われています。
1チップDLPと3チップDLPがあり、3チップDLPは現在の最高レベルですが、非常に高価です。
LCOS方式 液晶方式を改良して高解像度、高コントラストにも対応できるようにした方式ですが、本体を小さくできないというデメリットがあります。DLP方式が現在の主流でありこの方式はマイナーです。

その他の性能指標

 その他、プロジェクター購入に際しては、以下のような性能もご留意ください。


3D対応:
 残念ながら現在のプロジェクタの3D対応というのは、3D映画と同じく、3Dメガネを付けることで立体的に見えるという手法のもので、メガネ無しで3Dに見えるというものではありません。
 3Dメガネが必要であるものの、3D対応と書かれたプロジェクターでは、プロジェクター1台だけで3Dを実現するためのアクティブ方式に対応しています。パッシブ方式と呼ばれる2台のプロジェクターを利用する3D方式の場合は、3D対応と記載されていても対応していない場合もありますので、確認が必要です。


騒音:
 プロジェクターは投影中に発熱するため、冷却用のクーラーが搭載されています。この動作音は意外に大きく、多くのプロジェクターで40dB程度の騒音を発生させます。これはミーティングレベルで使用する場合に若干気になる騒音レベルですので、投影スペースが小さい場所で利用する前提であれば、25dB以下の静音モデルないしは、モード切替できるタイプのプロジェクターを選ぶ方が良いと思います。


Wi-Fi対応:
 最近のプロジェクターには、映像、音声入力端子だけでなく、Wi-Fiに対応する機種も出てきています。無線の場合は有線に比べどうしても安定性で劣るため、大切なプレゼンに無線を利用することはできる限り避けるべきですが、配線の関係でどうしても有線で接続できない場合を考え、Wi-Fi対応モデルが必要になる場面もあると思います。なおこの無線方式については、Wi-FiだけでなくWiDiと呼ばれる映像に特化した無線通信方式もあり、メーカーごと対応は様々です。

プロジェクターの種類

 ~ ビジネスプロジェクター ~ 

 会議などビジネスシーンで利用されるプロジェクターです。明るい部屋での利用が前提なので、高いルーメンが求められます。


 ~ モバイルプロジェクター ~ 

 持ち運びを前提として小型化されたプロジェクターです。小型生産可能なDLP方式のプロジェクタに限定されます。


 ~ ホームプロジェクター ~ 

 ホームシアターを楽しむためのプロジェクターです。暗い部屋で利用することが前提なので、ルーベンは低くその分価格を安くできます。


2.プロジェクターのメーカー

 日本のEPSON、CANON、パナソニック、ソニー、台湾のBenQ、ASUS、韓国のLG、中国のAcer等が販売しています。特に通常価格帯ではBenQ、EPSON、CANON、高価格帯ではパナソニックの人気が高いです。

3.多様化するプロジェクターの用途

プロジェクションマッピング

 エンターテーメントとして、プロジェクターを利用したプロジェクションマッピングが各地で盛んに行われるようになりました。これもプロジェクターの性能が上がったことによります。
 技術的には何台ものプロジェクターを使い投射するのですが、プロジェクターはあくまで投射するのみで、凹凸のある建設物に投射する際の角度調整は動画編集ソフト側で行います。


透明スクリーン

 透明なスクリーンに投影する技術です。様々なビジネスシーンで訴求力の高いプロモーションが可能になると思われます。




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