各種データーベース製品(DBMS)まとめ | IT SKILL MAP

各種データーベース製品(DBMS)まとめ

 各種DBMSについてまとめました。

目次
3.MySQL
5.SQLite

1.Oracle Database

 商用のDBMSです。
 DBMSの人気ランキング第1位です。

 Oracle Databaseを中心に、BIなど様々な関連製品が発売されています。主に大企業で導入されていますが、昨今オラクル離れといわれるようにその高額な導入費用とサポート費用、および難解化する操作方法に対応したドキュメント公開が不十分なことなどより、Microsoft SQL ServerやMySQLへの移行を検討する企業が多いと言われます。
 商用のDBMSとして、Windows、Linuxのマルチプラットフォーム対応がMicrosoft SQL Serverに対しての強みでしたが、Linux対応のMicrosoft SQL Server2017の登場により、その強みはなくなりました。

 元々、Oracleは企業的にIBM、SAPと同じく利益率の高い大企業をメインターゲットとしたITベンダーです。個人相手に技術情報を公表する必要がないのは分かるのですが、Oracle Master Gold以上の資格受験には40万円以上の講習参加必須など、大企業所属者ならまだしも、自主的に学習したいと願う技術者に対してあまりに学習環境を与えない姿勢にもかかわらず、何故、Oracle Databaseが人気ランキング第1位になるのか疑問を持っています。
 一方で一般に不必要な情報を公開しないことで、セキュリティリスクを減少させているとも言えるのですが。


 ~ Oracle Database公式サイト ~ 


Oracle Database公式サイト(https://www.oracle.com/jp/database/index.html)


バージョンとサポート期間

 2018年4月現在でサポート期間内のOracle Databaseのバージョンは、以下の通りです。
 最新版Oracle Database 18cは2018年中旬リリースされるようです。番号が12から飛びました。Oracle Databaseは今後年次リリースしていくため、今回から西暦表記にしたとのことです。


 ~ バージョンとサポート期間 ~ 

バージョン プレミアサポート 延長サポート 維持サポート※
11.2 2015年01月 2020年12月 不定
Enterprise Edition (EE) 12.1 2018年07月 2021年07月 不定
Standard Edition (SE) 12.1 2016年08月 利用不可
SE2へ移行
不定
Standard Edition One (SE1) 12.1 2016年08月 利用不可
SE2へ移行
不定
Standard Edition Two (SE2) 12.1 2018年07月 2021年07月 不定
12.2 2022年03月 2025年03月 不定

※維持サポート:電話対応と既存のパッチは提供されるものの、新規のパッチは提供されません。


クラウドサービスで提供される Oracle Database

Oracle Cloud

 Oracle Databaseのクラウドサービスを自社で実施しています。


AWS

 EC2では自分でOracle Databaseをインストールします。

 一方で、RDSでは、すでにOracle Databaseインストールされた環境を利用することが出来ます。OSの事を考える必要がありません。バックアップも自動です。

 ~ RDSで選択できるインスタンス ~ 

 ~ 以下画面でさらにバージョンを選択 ~ 


Microsoft Azure

 Oracle Databaseは提供されていません。


2.Microsoft SQL Server

 商用のDBMSです。
 DBMSの人気ランキングではOracle、MySQLについで第3位。商用のDBMSとしては第2位です。

 2017年10月にMicrosoft SQL Server 2017がリリースされました。このバージョンよりOSはWindowsだけでなくLinuxにも対応し、マルチプラットフォーム化しました。
 さらにLinux上でのコンテナ型仮想化ツールであるDockerにも対応しました。
 これにより、従来より両OSをサポートしているOracleとついに同じ土俵でのシェア争いが始まる状況となりました。Microsoft SQL Serverは、商用データベースとして企業の満足度の非常に高い製品です。Microsoft SQL Server 2017の登場によりシェア逆転もありうるかもしれません。


 ~ Microsoft SQL Server公式サイト ~ 

Microsoft SQL Server公式サイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-2017)


バージョンとサポート期間

 2018年1月現在でサポート期間内のMicrosoft SQL Serverのバージョンは、以下の通りです。

 ~ バージョンとサポート期間 ~ 

バージョン メインストリーム
サポート終了日
延長サポート終了日
Microsoft SQL Server 2008 / R2 2014/07/08 2019/07/09
Microsoft SQL Server 2012 2017/07/11 2022/07/12
Microsoft SQL Server 2014 2019/07/09 2024/07/09
Microsoft SQL Server 2016 2021/07/13 2026/07/14
Microsoft SQL Server 2017 2022/10/11 2027/10/12
Microsoft SQL Server Compact 3.5 2013/04/09 2018/04/10
Microsoft SQL Server Compact 4.0 2016/07/12 2021/07/13

Microsoft SQL Server 2017

 ~ エディションと機能 ~ 

 エディションごと機能に違いはなく、コア数、メモリ、パフォーマンス、セキュリティについて下位エディションは制限されています。

Enterprise Standard Developer Express
スケール
コアの最大数 無制限 24コア 無制限 4コア
メモリ:インスタンスあたりの最大バッファー プール サイズ オペレーティング システムの最大値 128 GB オペレーティング システムの最大値 1410 MB
インスタンスあたりの最大 Columnstore セグメント キャッシュ サイズ オペレーティング システムの最大値 32 GB オペレーティング システムの最大値 352 MB
メモリ: データベースあたりの最大メモリ最適化データ容量 オペレーティング システムの最大値 32 GB オペレーティング システムの最大値 352 MB
最大データベース サイズ 524 PB 524 PB 524 PB 10 GB
運用環境での使用権 ×
無制限の仮想化 × × ×
プログラミング
プログラミングと開発者ツール: T-SQL、SQL CLR、Service Broker、JSON、XML、グラフ データ サポート
OLTPのパフォーマンス
高度なOLTP: インメモリ OLTP、運用分析
管理のしやすさ: Management Studio、ポリシー ベースの管理
基本的な高可用性: 2 ノードの単一データベースのフェールオーバー、セカンダリの読み取り不可 ×
高度な高可用性: Always On 可用性グループ、複数データベースのフェールオーバー、セカンダリの読み取り可能 × ×
セキュリティ
セキュリティの強化: Always Encrypted、行レベルのセキュリティ、データ マスキング、詳細な監査
透過的なデータ暗号化 × ×
SQL Server の監査によるコンプライアンス レポート × ×

 ~ エディションと価格 ~ 

Enterprise Standard Developer Express Web
コア単位

¥1,610,928
コア単位 無料 無料 ホスティングへの卸のみ
\420,021
サーバー+CAL
\107,065※+\10,509

※推定小売価格。1ドル113円で換算。


 「Enterprize」はコア数で購入。

 「Standard」はコア数で購入するか、サーバー+CALで購入するかどちらか選ぶことができます。

 ~ コア数で購入する場合 ~ 

 「Enterprize」は無制限、「Standard」は24コアが上限になりますが、2コア単位で購入できます。この場合CALは必要ありません。
 以下の通り、仮想マシンを作成する場合もその分のコアライセンス購入を求められます。ただし、「Enterprize」の場合のみ、無制限の仮想化 (ソフトウェア アシュアランス特典)が現在付与されているため、物理コア数のコアライセンスのみで購入できます。


 ~ サーバー+CALで購入する場合 ~ 

 サーバー数もしくは仮想マシン数とCALを購入します。

 CALは、ユーザー単位もしくはPC単位で購入できます。このCALについては非常に難しいのですが、Microsoftの見解はSQL Serverを利用するユーザーまたはデバイスごと購入が必要と言われます。一方で企業側からすると全社員分CALが必要なのかという話になり、1000人社員がいれば1000CAL必要なのかという話になります。結論は1000CAL必要ということになります。しかし、同時接続数という解釈をしたり、開発人数分で良いという方もいるのですが、どうもそういった解釈の裏付けとなる規定が見つかりません。1000CAL必要と判断される場合は、コアライセンス購入の検討になると思います。
 尚SQLServerをWEBサービスにて不特定多数に提供する場合はコアライセンスで購入することをMicrosoftは勧めています。


クラウドサービスで提供される Microsoft SQL Server

AWS

 EC2では自分でMicrosoft SQL Serverのをインストールします。

 一方で、RDSでは、すでにSQL Serverがインストールされた環境を利用することが出来ます。Management Studio等各種IDEから利用でき、OSの事を考える必要がありません。バックアップも自動です。

 ~ RDSで選択できるインスタンス ~ 

 ~ 以下画面でさらにバージョンを選択 ~ 


Microsoft Azure

 Azure Vurtual Machinesでは自分でMicrosoft SQL Serverのバージョン、エディションを選んでインストールします。

 一方で、Azure SQL Databaseでは、すでにSQL Serverがインストールされた環境を利用することが出来ます。Management Studio等各種IDEから利用でき、OSの事を考える必要がありません。バックアップも自動です。

3.MySQL

 OSSのDBMSです。
 Javaと同じくサンマイクロシステムズからオラクルに移管されました。
 DBMSの人気ランキングではOracleについで第2位。OSSのDBMSとしては第1位です。
 Googleを始めとした多くのWEBサービスのDBMSに採用されており、この分野ではもはやデファクトスタンダードと呼べます。一方企業内DBMSについては、OracleやSQL Serverのように採用されていません。


 ~ MySQL公式サイト ~ 

MySQL公式サイト(https://www.mysql.com/jp/)


クラウドサービスで提供される MySQL

AWS

 EC2では自分でMySQLをインストールします。

 一方で、RDSでは、すでにMySQLがインストールされた環境を利用することが出来ます。OSの事を考える必要がありません。バックアップも自動です。

 尚WEBサービスに特化して考えた場合、S3で静的ウェブページを運用するのはもはや有名な話ですが、静的ウェブページだけでなく、小規模な動的WEBページをLAMP環境で運用したい、その中でMYSQLを少し使うという程度の利用の場合、「Lightsail」という新サービスが開始されています。

Microsoft Azure

 Azure Vurtual Machinesでは自分でMySQLをインストールします。

 一方で、Azure Database for MySQLでは、すでにMySQLがインストールされた環境を利用することが出来ます。

4.PostgreSQL

 OSSのDBMSです。
 DBMSの人気ランキングではOracle、MySQL、SQL Serverに次いで第4位なのですが、3位のSQL Serverに対して約1/3の人気です。もはや少しトレンドから外れてきていると言えます。
 今から新規でOSSのDBMSを導入するという場合、PostgreSQLの運用実績がないのであれば、MySQLの方が良いと思います。ネットで情報を探す場合MySQL方が圧倒的に情報量が多く有利です。


 ~ PostgreSQL公式サイト ~ 

PostgreSQL公式サイト(https://www.postgresql.org/)


5.SQLite

 他のDBMSと違い、大規模データベースとしての利用は不向きで、主にサーバー側ではなく、アプリケーション側、特に、組込みシステムおいて良く利用される軽量のデータベースです。無償。パブリックドメイン(著作権切れ又は放棄)です。


 ~ SQLite公式サイト ~ 

SQLite公式サイト(https://www.sqlite.org/index.html)



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