Webサーバ一覧

 Webサーバとは、一言でいうと「Webの提供」。つまり、WEBサービスを提供するためのアプリケーションのことで、具体的にはHTTP、HTTPS等の通信プロコトルによる通信を、アプリケーション層(L7)、プレゼンテーション層(L6)、セッション層(L5)レベルで、制御するためのアプリケーションです。

 ここでは、このWebサーバアプリケーションをまとめます。

目次
2.NginX
3.IIS

1.Apache HTTP Server

 個人、企業問わず幅広く利用されているWebサーバです。無償、商用可、OSSのApache Licenseで運用されています。現在バージョン2.4系が最新です。これ以前のバージョンはサポート終了となっています。
 1995年に誕生した歴史の長いWebサーバです。当初、Linux上で利用するWebサーバでしたが、現在ではマルチプラットフォーム化してWindows、macOS上でも利用できます。


Apache HTTP Server(https://httpd.apache.org/)


2.NginX(エンジンエックス)

 2002年にロシアで開発された新興のWebサーバですが、急激にシェア拡大中です。元々、大規模Webサイトでのシビアな運用を前提に開発されているため、高速処理、省メモリを実現する軽量Webサーバとして動作する一方、本体を必要最小限の機能に絞り軽量化していますが、必要であればモジュール追加によりソフトウェアロードバランサ、リバースプロキシなど高度な機能をオプションとして追加できるようにしています。
 現在トップシェアのApache HTTP Serverとの大きな違いはそのセッションの扱い方で、Apache HTTP Serverは各セッションをスレッドとして番号付けして管理するのに対し、NginXでは番号付けせず、非同期的な一固まりのものとした上でオンデマンドに従い並行処理をしていきます。この仕組みにより、大量の同時セッションが発生する大規模Webサーバでは、NginXの方が、より高速に処理できると言われています。
 このように、軽量、高速、高機能を兼ね備えるため、今後はNginXがトップシェアになるとも言われていますが、反面、日本語ドキュメントが十分出揃っておらず、企業Webサーバに採用したとして、障害発生時の情報収集に苦戦する可能性があります。
 マルチプラットフォームで、Windows、Linux、macOS上で利用できます。無償、商用可、OSSのBSD like Lisenceで運用されています。


NginX(http://nginx.org/)


3.IIS(Internet Information Services)

 Windowsの標準Webサーバです。簡単なページの表示などはすぐにできる反面、パーミッション設定など複雑で、他のWebサーバよりも導入の難易度が高いと言えます。ASP.netを始めとしたVisual Studioでの開発との親和性が高く、この場合IISが好まれます。又、Linuxを導入せず、Windowsのみでネットワークを構築している現場では、Windowsの標準サービスで統一すべく、IISを利用するケースが多いです。

 IISは単体で販売はされておらず、Windowsに同梱されています。各WindowsとIISのバージョン関係は下図の通りで、IISのサポート期限は各Windowsのサポート期限と同じになります。

IISバージョン 標準搭載されるWindowsのバージョン
IIS 7.0 Windows Server 2008
IIS 7.5 Windows 7、Windows Server 2008 R2
IIS 8.0 Windows Server 2012
IIS 8.5 Windows 8.1、Windows Server 2012 R2
IIS 10.0 Windows 10、Windows Server 2016


 ライセンスの問題として、IISを利用して不特定多数を対象としたにWebサービスを提供する場合、CALが必要なのかどうか確認が必要です。

 ・主に静的コンテンツなど、会員サービスを実施せず、ユーザ認証を行わないサイトの場合はCAL不要
 ・会員サービスを実施し、何らかのユーザ認証※を行う場合はCAL必要

   ※Windows認証に限らずBasic認証やその他アプリケーション独自の認証を含みます


 と言われていますが、仮に会員が1万人のWebサービスを運営する場合に1万CAL必要という話であれば、IISを利用する企業はなくなると思われます。Microsoftから、この件関して公式なドキュメントを出していません。ケースバイケースにしたいためだと思われます。実際にIISでWebサービスを実施する際は、Microsoftに対して返事がくるかどうかは別に、問い合わせのメールを送った証跡を残しておく方が良いかもしれません。



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