AdobeシステムズのFlashは2020年末でサポート終了しました。そして、その対抗製品だったMicrosoft Silverlightも2021年10月12日でサポート終了しました。
昔話になりますが、2004年にMacromediaがFlashコンテンツを作成するための開発ツール、Flash MXを発売した頃、リッチクライアントコンテンツは、ほとんどFlashで作られるという全盛期でした。
各企業はWEBサイト上でFLASHの演出を競い合っていましたし、HTMLをほとんど用いない、いわゆるフルフラッシュのサイトも数多く存在しました。
2005年にMacromediaがAdobeに買収された後もリッチクライアントの標準技術として、隆盛を極めましたが、その後のモバイル時代突入に際し、アップルがiPhoneとiPad、つまりiOSにおいてFlashを標準搭載しなかったことが決定打となり、リッチクライアントの標準技術の座から陥落し、JavaScriptによるSPAに置き換えられるようになりました。YouTubeの動画プレイヤーも当初はFlashを使用していましたが、SPAに置き換わりました。
Flashコンテンツは現在ブラウザでどう表示されるか
上のオブジェクトはFlashで作成しています。
各ブラウザでは以下のように表示されると思います。
万一、Flashが動いて見えるのであれば、OS、ブラウザとも古いものをお使いの可能性があります。セキュリティの観点からも対応が必要です。