動画配信サービスおすすめ
一番お得な入会・解約タイミングは？
株主優待も

　動画配信サービスとはビデオ・オン・デマンド(VOD)と呼ばれ、視聴者が観たい時に、インターネット上で映画等、様々な映像コンテンツを視聴することができるサービスです。
　この動画配信サービスはネックとして回線速度、パケット通信料が挙げられていましたが、5Gの普及、携帯電話料金の値下げにより問題は解消され、今後さらに普及していくと思われます。
　課金方法はコンテンツごとに課金するペーパービューではなく、月額定額制（サブスク：サブスクリプションモデル）が主流となっています。
　ここでは月額定額制の動画配信サービスを提供するおすすめサイトを配信分野ごと、それぞれの特徴を紹介しています。

１．総合的な動画配信サービスおすすめ

　映画、ドラマ、アニメ等をあらゆるジャンルの動画を総合的に配信するサイトは以下の4サイトです。

　上記4サイトのほとんどのコンテンツは共通しています。例えば「シンドラーのリスト」は2021年8月現在4社すべてで視聴できます。この映画はワーナー・ブラザーズの配給映画で4社とも配信契約しているからです。
　一方、同じワーナー・ブラザーズの配給映画でも「ハリポッターシリーズ」は2021年8月現在4社すべてで視聴できません。（※Amazonプライムビデオ、dTV、U-NEXTでは見放題ではなく有料配信）
　需要の高い映画は見放題で視聴出来たり出来なかったり。月ごとに作品を入れ替えています。これに各社の独占配信分を加え配信作品の違いを出していますが、全体数から見るとほとんどの作品は4社共通しています。

　おすすめは　Amazonプライムビデオ　＞　dTV　＞　U-NEXT　＞　Netfix　の順です。

Amazonプライムビデオ

　Amazonプライムビデオは月額税込み500円で最安です。プライムビデオだけでなくAmazonお急ぎ便、Amazonお届け日時指定便、Prime Music、Prime Reading(マンガ、雑誌)等も無料で利用できます。総合的に非常にコスパの高いサービスと言えます。

　さらにお得な年払いプランがあります。年額税込4,900円。月換算するとおよそ税込410円です。年払いは途中解約の場合、返金されないケースが多い中、プライムビデオは途中解約の場合でも「お急ぎ便」「日時指定便」「2000円以下の配送料無料」等の利用料をAmazonの基準で差し引き、残り期間分について日割りで返金されます。

dTV

　dTVは月額税込み550円で最安レベルです。
　運営はエイベックスとNTTドコモの合弁会社であるエイベックス通信放送株式会社が行っています。
　dTVには株主優待があります。親会社の一つであるエイベックス(証券コード:7860)の株式を100株以上保有することで毎年3ヶ月無料になります。実質年間9ヶ月分の料金で利用できます。dTVだけでなく音楽配信サイトAWAも3ヶ月無料になります。（※2021年8月現在、100株およそ15万円）

U-NEXT

　U-NEXTは月額税込み2,189円で他に比べかなり高額ですが、マンガ、雑誌の読み放題もサービスに含まれます。加えて大手動画配信サービスでは唯一アダルト作品の見放題もサービスに含まれます。
　毎月1､200ポイント付与されますが、これは有料配信作品のみに利用できるポイントです。月額料金には利用できません。
　月額料金を抑えるプランとして月額プラン1490（月額税込1,639円）がありますが、1年の契約を前提としたプランです。途中で解約した場合は一律5,000円（非課税）違約金を請求されます。月々のポイントは付与されません。
　U-NEXTをやたらお勧めするサイトが多数ありますが、それはアフィリエイトの単価が高いからです。
　U-NEXTには株主優待があります。持株会社であるUSEN-NEXT HOLDINGS(証券コード:9418)の株式を100株以上保有することで初回のみですが90日間無料となり通常の31日間無料と併せて121日間無料になります。加えて毎年2､000ポイント付与されます。
　1,000株以上保有すると、完全無料で利用できます。加えて毎月1,800ポイント付与されます。
（※2021年8月現在、100株およそ28万円。1,000株はおよそ280万円）

Netfix

　解像度によりプランが分かれベーシック(SD:DVD画質)なら月額税込990円。スタンダード(HD:ブルーレイ画質)なら月額税込1,490円。プレミアム(4K:Ultra HD画質)なら月額税込1,980円です。
　しかし、例えプレミアム会員であっても昔の映画はそもそも4Kの画像がなく、その場合は当然SD/HDでしか見れません。他サイトがSD/HD/4Kどれを見ても同一料金なので、比較する場合は月額税込1,980円のプレミアム会員になりますが、そうなると非常にコスパが悪いサイトと云えます。スタンダード会員であってもSD画質しか見れないのに月額税込990円。4Kまで見れて月額税込500円のAmazonプライムビデオにはるかに劣ります。
　世界的な動画配信サービスではありますが、現状の日本の料金プランは競争力がなく、Netfixオリジナル作品を見たい場合を除いては、利用すると損だと思います。
　しかし一つだけオンリーワンなサービスがあります。それは全世界190か国で動画配信サービスを展開しており、Netflixの動画配信サービスが提供されている国に行けば日本のNetfixで契約しても、渡航先のNetfixに切り替わりストリーミング視聴できるということ。これはNetfixだけのサービスで、他に世界展開しているAmazonプライムビデオ、Disney+、DAZNは日本で契約したら日本でしか視聴できません。
　ただし、渡航先のNetflixには邦画がないのは当然として、洋画は日本語字幕は人気作品にはあると言われていますが ある作品/ない作品 がありそれは渡航先に行かないと分からないということです。

２．テレビ系の動画配信サービスおすすめ

　各テレビ局のコンテンツをメインに配信する動画配信サービスです。

NHKオンデマンド

　月額税込618円。NHKのコンテンツを独占配信しています。

hulu

　月額税込1,026円。日テレのコンテンツ独占配信と配信会社と契約した映画・アニメ配信を併せた動画配信サービスです。
　読売ジャイアンツの公式戦全試合生放送（アーカイブ配信はなし）もサービスに含まれます。
　運営は日本テレビの子会社、HJホールディングス株式会社です。

FOD

　月額税込976円。フジテレビのコンテンツ独占配信と配信会社と契約した映画・アニメ配信を併せた動画配信サービスです。

TELASA

　月額税込618円。テレビ朝日のコンテンツ配信と契約した映画・アニメ配信を併せた動画配信サービスです。
　TELASAには隠れ優待ですが株主優待があります。親会社であるKDDI(証券コード:9433)の株式を100株以上保有することで初回のみですが15日間無料となり通常の15日間無料と併せて30日間無料になります。隠れ優待のため毎年提供されるとは限りません。
（※2021年8月現在、100株およそ34万円）
　運営はKDDIとテレビ朝日の合弁会社であるTELASA株式会社です。

ABEMA

　月額税込み960円。テレビ朝日のコンテンツ配信、インターネットテレビABEMAのコンテンツ独占配信と配信会社と契約した映画・アニメ配信を併せた動画配信サービスです。これに加えて麻雀、釣り、将棋、大相撲、MLBなど幅広く配信されています。
　インターネットTVは基本無料で視聴できますが、見逃し視聴やアーカイブ視聴など有料会員（プレミアム会員）になればストレスなく視聴できるようになります。プレミアム限定コンテンツも多数あります。

Paravi

　月額税込1,017円。TBSのコンテンツ独占配信、テレビ東京のコンテンツ配信、WOWWOWのオリジナルドラマ配信を併せた動画配信サービスです。毎月550ポイントの映画チケットが付与され、配信会社と契約した映画・アニメを視聴することができます。
　横浜DeNAベイスターズの公式試合(ホームゲームのみ)を生放送およびアーカイブ配信しています。
　日経新聞電子版(月額税込4,227円)とParaviのセット契約で200円引きになります。(合計5,294円→5,094円)
　運営はTBS、テレビ東京、日経新聞、WOWWOW、電通、博報堂の合弁株式会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)です。

テレ東BIZ

　月額税込550円。テレビ東京のWBS、モーサテ等のビジネスコンテンツに限定して配信しています。多くのコンテンツはParaviでも配信されています。

WOWWOWオンデマンド

　月額税込2,530円。動画配信だけでなくテレビでの視聴も可能です。配信会社と契約した映画・アニメに加え、ラリーガ、ヨーロッパチャンピオンズリーグ、ATPなどスポーツ配信や音楽ライブ配信が充実しています。オリジナルドラマも数多く配信しています。
　WOWWOWオンデマンドには株主優待があります。WOWOW(証券コード:4839)の株式を100株以上保有することで毎年WOWWOW視聴料3ヶ月無料（継続保有2年以上なら4ヶ月無料）になります。実質年間9ヶ月分(継続保有2年以上なら8ヶ月分)の料金で利用できます。
（※2021年8月現在、100株およそ24万円）

３．スポーツ・アニメ等の動画配信サービスおすすめ

　スポーツ・アニメ等の各分野に特化した動画配信サービスです。

dアニメストア

　月額税込440円。配信会社と契約した日本のアニメに特化して配信しているサイトです。作品数は4,500作品以上。配信本数は69,000本以上です。名作「ハイジ」「世界名作劇場」から最新の「鬼滅の刃」「ワンピース」まで配信されていますが「ドラえもん」「ジブリ作品」などは配信されていません。

Disney+

　月額税込770円。自社制作のディズニー作品、ピクサー作品（トイストーリー他）、ルーカスフィルム（スター・ウォーズ他）等を独占配信しているサイトです。
　不祥事：2021年6月からサービス開始しましたが、翌7月に解約に10数ページの遷移が必要という悪質な仕様（いわゆるダークパターン）に多くの苦情の声が挙がりました。
　値上げ：2021年10月から　無料期間:31日間→なし。月額料金:770円(税込)→990円(税込)

DAZN

　月額税込1,925円。スポーツ配信に特化したサイトです。Jリーグ(J1～J3)、プロ野球、海外サッカー（セリエA等）など数多くのスポーツコンテンツが配信されています。見逃し配信は1ヶ月です。
　月額料金を抑えるプランとして年間プラン税込19,250円があります。月換算するとおよそ税込1,605円です。1年分の先払いですが、途中で解約しても返金はありません。解約しても既に支払った期間分は引き続き視聴できます。
　2021年8月現在、2021年9月7日まで6か月間月額1,078円になるキャンペーンを実施しています。DAZNはたまにこのような割引キャンペーンを実施しています。

４．動画配信サービスごと入会・解約に適したタイミング

　現状、どの動画配信サービスも同じですが、サブスクといいながら月々の更新本数はそれほど多くなく、2、3か月も見ると、もう見たい動画がなくなると思います。
　もちろん、動画の視聴頻度にもよりますが、1日2、3本見るヘビーユーザーや早送り視聴するユーザーはこの傾向が顕著です。そういったユーザーは動画配信サービスをどんどん乗り換えますが、動画配信サービスごと入会/解約に適したタイミングがありますので、以下ご確認下さい。

いつ入会しても大丈夫。いつ解約しても大丈夫

　Amazonプライムビデオは唯一更新日を超えた場合でも返金があります。Amazonプライムのサービスを一度も利用していない場合は全額返金。利用した場合は「お急ぎ便」「日時指定便」「2000円以下の配送料無料」等の利用料をAmazonの基準で差し引き、残り期間分について日割りで返金されます。
年払でも同様に返金があります。

いつ入会しても大丈夫。解約は次の更新前日または更新前々日までに

　更新日前に解約しても残り期間分の返金はありません。しかし、解約しても次回更新日の前日までは視聴可なので、解約忘れや、ギリギリの解約を防ぐため、早めの解約がおすすめです。

月初に入会。解約は月末までに

　月末前に解約しても残り期間分の返金はありません。しかし、解約しても月末までは視聴可なので、解約忘れや、ギリギリの解約を防ぐため、早めの解約がおすすめです。
　お試し無料期間を利用する場合はお試し無料期間が切れる日付が月末なるように調整して下さい。

月初に入会。解約は月末に

　月末前に解約しても残り期間分の返金はありません。さらに、解約すると即時視聴できなくなるので、月末ギリギリの解約がおすすめです。ただし各サイトで定期的にメンテナンスが行われ、その間解約できないことがあるため、ある程度日数に余裕をもって解約した方が良いです。
　契約方法としてかなり悪質だと思いますが、仕組みを理解し月初に入会、月末に解約すれば損はありません。
　お試し無料期間を利用する場合はお試し無料期間が切れる日付が月末なるように調整して下さい。