ここでは、今後メジャーになる可能性があるプログラム言語を、まとめます。
現状では、利用者の少ない言語であり、各現場で一般的に利用されるものではありませんので、あくまで参考とお考え下さい。
1.Go
GoはGoogleにより開発されたプログラム言語です。
2015年の時点でWindows、macOS、Linux、iOS、Androidをサポートする言語となり、主要なプラットフォームそしてモバイル開発までサポートできる言語となりました。
ただし、後発でありながら、プログラム言語として革新的な機能があるわけではなく、いたってノーマルなプログラム言語です。新規開発のプログラム言語としてGoが選ばれることはあっても、コーディング済みのプログラムを、わざわざGoにリライトする価値は見出せません。
現状ではそれほど使用者が増加している印象は受けません、GoogleのクラウドサービスであるGoogle Cloud PlatformにおいてGoを使用するくらいでしょうか。しかし、今後大きくシェアを伸ばす可能性があると思います。無償、商用可、OSSのBSD Licenseで運用されています。
Go(https://golang.org/)
1-1.GoのIDE
GoLand
チェコの企業、JetBrainsが提供する、Go用の有償IDEです。日本語化されていないので、必要に応じてPleiadesを利用して日本語化します。
~ 価格 ~
使用年数 |
価格 |
1年目 |
\22,487 ※ |
2年目 |
\17,967 ※ |
3年目以降 |
\13,447 ※ |
※推定小売価格。1ドル113円で換算。
GoLand(https://www.jetbrains.com/go/)
2.関数型プログラミング言語
現在メジャーな他のプログラミング言語とは全く考え方、コードの書き方の異なる新しい方式のプログラム言語です。関数型と比較する場合、現状のプログラム言語は手続き型と呼ばれます。
大まかに言うと、手続き型は、「こうして、こうして」という各手続きをプログラム1行ごとに書いていくのですが、関数型の場合、一連の処理を数式のように書きます。
これによりコード量が減るのですが、反面、視認性が非常に悪くなります。また、関数型の学習コストは非常に高く、ラムダ計算、モナド、圏論といった数学的な事前知識を必要とします。このため技術者の確保も容易ではありません。
このように、関数型プログラミング言語を利用するメリットが見いだせない状況です。
しかし、2000年以降、Scala、Haskellが登場し、そして2010年にはMicrosoft Visual Studio 2010において関数型プログラミング言語F#が開発言語として利用できるようになり、開発環境が整って来たと言えます。現に、CADや測量関連の組込みシステムで関数型言語を採用するケースも増えています。