ゲーム開発環境は、「Unity」一択と言える状況になりました。既に市場占有率は50%を超えています。対抗製品として「Unreal Engine」等いくつか製品があるものの、どれも占有率は低く、現状、新しくゲーム開発を行う場合、「Unity」一択です。
1.Unityで開発可能なデバイス
Unityは良く聞くキャッチフレーズ「Write Once Run Anywhere.」を具現化するゲーム開発環境です。1度開発すれば、各デバイスへの出力はゲームエンジンが最適化して実施してくれます。以下各デバイス形式へ出力することが可能です。
・専用ゲーム機:PlayStation 4/3、Switch、Wii U、Xbox One
・携帯ゲーム機:PlayStation Vita、3DS、2DS
・スマホゲーム:Android、iOS、Windows Phone
・PCゲーム:Windows、macOS、Linux
・ブラウザゲーム:WebGL
・VR/ARゲーム:PlayStation VR、Google Cardboard、Windows Mixed Reality、Oculus、Steam VR、Gear VR、Apple ARKit、Daydream、Magic Leap

Unity(https://unity.com/ja)
2.Unityでの開発言語
基本てきにはGUIでの操作になりますので、開発言語を必要としませんが、細部をプログラミングしようとした場合、スクリプト言語としてC#を使用します。過去JavaScriptも利用可能でしたが廃止になりました。
3.Unityの料金プラン
年間収入が10万ドル(約1100万円)を超えなければ無料のPersonalプランが利用できます。年間収入が10万ドルを超えた場合はPlusプラン、さらに年間収入が20万ドルを超えた場合はProプランに加入しなければなりません。これらはサブスクリプションプラン(月額料金制)で提供されます。
サブスクリプション料金(月額料金)
プラン |
料金 |
備考 |
Personal |
無料 |
年間収入が10万ドル以下の場合に利用できる無料プランです。 |
Plus |
(月々払い) |
\4,200- / 月 (税込) |
年間収入が20万ドル以下の場合に利用できます。以下サービスが無料提供されます。 ・Expert Live Sessions:専門家によるQ&Aなどライブセッション(日本語可、月1回) ・Unity Success Advisor:各種オンラインサポート(現在英語のみ) |
(年払い) |
\36,000- / 年 (税込) |
年間収入が20万ドル以下の場合に利用できます。途中解約する場合、残存月数分の返金はありません。 月々払いで提供されるExpert Live Sessions、Unity Success Advisorに加えて以下サービスが無料提供されます。 ・Unity Game Dev Courses:ビデオチュートリアルによる学習コース ・クラウドストレージ25GB |
Pro |
(月々払い) |
\15,000- / 月 (税込) |
年間収入無制限のプランです。Plusのサービスに加え以下のサービスが提供されます。 ・Expert Live Sessions:専門家によるQ&Aなどライブセッション(日本語可、何度でも) ・Solution for terms:チーム開発用ツール ・一部アートコンテンツが無料 |
(年払い) |
\180,000- / 月 (税込) |
有料のPlus、Proプランでは自動更新がデフォルトONになっています。継続的に使用するかしないか状況に応じて設定変更しておくべきです。