ここでは、マウスの内部方式、接続方法等をまとめます。
1.内部方式
マウスの動きを読み取る内部方式です。現在は光学式が主流で、以前あったボール式のマウスはほとんど見かけなくなりました。この光学式マウスですが、発する光線の種類により以下4タイプに分かれます。
~ 光線別 光学式マウスの種類 ~
光線種類 |
光線の色 |
読み取り精度 |
特殊面 |
説明 |
ガラス面 |
光沢面 |
白色面 |
赤色LED (光学式) |
赤 |
普通 |
× |
× |
× |
最初に発売された光学式マウスで、光学式マウスと呼ばれます。安価な反面、光沢面などで感度が悪くなる為、スチール机等で使用する場合、状況に応じてマウスパッドが必要になります。 |
IR LED (赤外線) |
無 |
普通 |
× |
× |
× |
赤外線を利用した光学式マウスです。消費電力が低く、電池を必要とする無線マウスでは電池交換の頻度が下がりますが、赤色LEDと同じく特殊面での読み取りが得意ではありません。 |
青色LED |
青 |
高 |
○ |
△ |
○ |
青色LEDを利用した光学式マウスです。青色LEDは赤色LEDに比べて波長が短いことから感度が高く、ガラス面や白色でも利用できます。唯一、光沢面はレーザー式に比べ若干感度が低いと言われています。 |
レーザー (レーザー式) |
無 |
高 |
△ |
○ |
○ |
レーザーを利用した光学式マウスです。精度は一番高いと言われていますが、一番高額です。唯一、ガラス面は青色LEDに比べ若干感度が低いと言われています。 |
3.その他の機能
静音
カチカチ音が抑えられたマウスです。図書館や職場等において騒音を気にせずマウスを利用できます。
省電力機能
電池を利用する無線マウスでは、未使用時に自動で電源がOFFになる、電源ON/OFFボタンが付いている等の電池の消費を抑える機能の付いたマウスを選ぶ方が良いです。各社、様々な省電力機能を独自に搭載しています。
レシーバー収納機能
無線マウスのレシーバーは小さく、持ち運びの際になくしやすいですが、マウス本体にレシーバーを収納できるタイプのマウスがあります。
4.オプションボタン
MacのMagicマウスは別として、通常のマウスは左右クリックボタンと中央のマウスホイールがついたものが一般的ですが、サイドにオプションボタンのついたマウスがあります。このボタンはブラウザの進む、戻るに設定できたり、ショットカットを割り当てることができます。又、マウスホイールには上下だけでなく、チルトホイールと呼ばれる左右にも対応したマウスホイールもあります。最近はチルトホイールの方が一般的です。
5.その他のポインティングデバイス
トラックボール、タッチパッド、トラックパッドなどがあります。