インターフェース転送速度まとめ

 一般的なインターフェース規格とその最大転送速度をまとめています。


 思うように転送速度が出ない場合、一部速いインターフェースがあったとしても、遅いインターフェースがボトルネックとなり全体が遅くなっている可能性があります。インターフェース経路ごと最大転送速度を確認して下さい。


 また、ここでは、あくまで各インターフェースの理論上の最大転送速度をまとめているだけです。実際の運用で最大転送速度が出ることはほとんどなく、実効速度を調査する必要があります。

インターフェース規格と最大転送速度

インターフェース 種類 最大転送速度
(MB/s)
最大転送速度
(bps)
最大ケーブル長 備考
USB4.0 外付け 5000MB/s 40Gbps 1m 物理レイヤー(接続口)はUSB Type Cを利用。
USB3.2 外付け 2500MB/s 20Gbps 1m
USB3.1 外付け 1250MB/s 10Gbps 1m
USB3.0 外付け 625MB/s 5Gbps 5m
USB2.0 外付け 60MB/s 480Mbps 5m
NVMe 内蔵※1 4000MB/s 32Gbps 1m SSDの能力に対応した次世代規格。現状高額。
物理レイヤー(接続口)はPCI Expressを利用。
SAS(SAS3.0) 内蔵※1 1200MB/s※2 12Gbps 10m
SATA(SATA3) 内蔵※1 600MB/s※2 6Gbps 1m
eSATA 外付け 600MB/s※2 6Gbps 2m SATAの外付け規格
Fibre Channel ストレージ
ネットワーク
4000MB/s 32Gbps 100km SAN(Storage Area Network)で使用
iSCSI ストレージ
ネットワーク
1250MB/s※3 10Gbps※3 25m SAN(Storage Area Network)で使用
10GBASE-T ネットワーク 1250MB/s 10Gbps 100m NAS(Network Attached Storage)で使用
1000BASE-T ネットワーク 125MB/s 1Gbps 100m NAS(Network Attached Storage)で使用
100BASE-T ネットワーク 12.5MB/s 100Mbps 100m

 ※1 主にPCやサーバー内部で接続インターフェースに使用される規格
 ※2 クロック信号が埋め込まれるため、20%のロスが発生します。8b/10b。実際の転送単位はGT/sです。
 ※3 対応機器の関係で125MB / 1Gbpsが主流。  



~ 参考 ~

インターフェース 種類 最大転送速度
(MB/s)
最大転送速度
(bps)
備考
DMI4.0 内蔵 2000MB/s※1 2Gbps CPU-チップセット間のインターフェース規格。
×1の速度。CPUにより×4、×8のように本数は様々。
DMI3.0 内蔵 1000MB/s※1 1Gbps
PCI Express5.0 ×1 内蔵 200MB/s※1 4Gbps メモリ-チップセット間のインターフェース規格。
PCIeとも云う。
×4 内蔵 1600MB/s※1 16.0Gbps
×8 内蔵 3200MB/s※1 32.0Gbps
×16 内蔵 6400MB/s※1 64.0Gbps
PCI Express4.0 ×1 内蔵 200MB/s※1 2Gbps
×4 内蔵 800MB/s※1 8.0Gbps
×8 内蔵 1600MB/s※1 16.0Gbps
×16 内蔵 3200MB/s※1 32.0Gbps
PCI Express3.0 ×1 内蔵 100MB/s※1 1.0Gbps
×4 内蔵 400MB/s※1 4.0Gbps
×8 内蔵 800MB/s※1 8.0Gbps
×16 内蔵 1600MB/s※1 16.0Gbps

 ※1 クロック信号が埋め込まれるため、20%のロスが発生します。8b/10b。実際の転送単位はGT/sです。



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