CMS一覧

 CMSとは、コンテンツマネージメントシステムと呼ばれる、HTML、CSS、JavaScript等のプログラム言語を意識することなく、主にGUI上でWEBページを作成するためのアプリケーションです。簡単なホームページから大規模なECサイトまで構築できます。又、企業内のグループウェア構築にこのCMSを利用することもあります。
 一昔前までは、企業のホームページ構築を外部業者に依頼する場合、ホームページ作成と併せて、以後のメンテナンスを企業側で出来るようにCGIを利用した簡易メンテナンス画面作成を発注することがよくありました。しかし、現在では、メンテナンスを継続的に行わなければならない場合、はじめからWordPress等CMSで作成を依頼するようになっています。
 ここでは、このCMSアプリケーションについてまとめます。

目次
1.WordPress
2.Joomla
3.Magento
4.Drupal
5.EC-CUBE

1.WordPress

 CMSがIT業界で認知され始めた2005年頃は、XOOPSが本命と言われていましたが、現在ではWordPressがCMS全体の60%のシェアを持つ、最も利用されているCMSとなりました。無償。商用可。OSSのGPL Licenseで運用されます。
 本体にテーマ、プラグインを追加することで機能拡張します。テーマはデザインフォーマット、プラグインはSEO対策、コメント対策などの追加機能を提供します。特にプラグインについては不用意に導入せず、十分に確認した上で導入する必要があります。こういったプラグインの精査も含め、WordPressの導入設定はIT初心者の方には難易度の高いものではないかと思います


WordPress(https://ja.wordpress.org/)


2.Joomla

 急激にシェア拡大中のCMSです。通常のウェブサイトを始め、ECサイトにまで対応できます。構築の難易度が高いのですが、非常に柔軟なカスタマイズ性を有します。無償。商用可。OSSのGPL Licenseで運用されます。


Joomla(https://www.joomla.org/)


3.Magento

 ECサイト構築に特化したCMSです。無償のコミュニティ版と有償のコマース版があります。日本語の技術情報が十分出揃っておらず、構築の難易度は高いです。


Magento(https://magento.com/tech-resources/download)


4.Drupal

 ブログサイトからECサイトまで幅広くカバーするCMSです。日本語の技術情報が十分出揃っておらず、構築の難易度は高いです。又、随時コミュニティーにより対応はされているもののセキュリティの脆弱性発生が他CMSに比べ多いと言われています。無償。商用可。OSSのGPL Licenseで運用されます。


Drupal(https://www.drupal.org/)


5.EC-CUBE

 ロックオンが開発するECサイトに特化したCMSです。無償のコミュニティ版と有償のコマース版があります。日本企業が開発しているためGMOペイメント等決済会社との連携がGUI画面上からスムーズに設定できるようになっています。


EC-CUBE(https://www.ec-cube.net/)


6.Jimdo

 他のCMSとは違い、JimdoのWEBサイト上で直感的に自分のホームページを組み上げて行くような、SaaS型CMSサービスが提供されています。このサービスは有償サービスですが、ドメインの取得からホスティングまでオールインワンのサービスとなっており、IT初心者の方が業者に依頼せず、自前でサイト運営するための一番の近道と言えるサービスかもしれません。
 過去「みんビズ」という名前でITコーディネータ協会によってサービスが運営されていたことが有りますが、提供終了しており、現在ではドイツのJimdo社とKDDIの協業により日本国内でのサービスが提供されています。


プラン 料金
JimdoPro (趣味から仕事まで) 945/月
JimdoBusiness (企業・ネットショップに最適) 2,415/月

Jimdo(https://jp.jimdo.com/)



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